2022年度 東洋大学東洋学研究所講演会 (12月17日)
片山九郎右衛門師の挑戦―新作能『媽祖』とその後 ※講演当日16時までご参加申し込みを受け付けます。
12月17日 (土)17時〜18時30分
講師 観世流 片山九郎右衛門 師
【公演内容】
2022年4月2日新作能『媽祖』は観世流シテ方能楽師片山九郎右衛門師の作として京都観世会館において上演された。小説家玉岡かおる氏の原作台本で、片山九郎右衛門師の企画・指揮・型付・節付・補綴となる。『媽祖』は媽祖伝承をもとに多くの支援者の期待にこたえて大成功をおさめた作品である。2020年早春からつづくCovid19との全人類との戦いの中で、能は何ができるか、という大いなる問いに対峙したときに20年来の構想をあたためて生まれた新作能が『媽祖』である。海の女神『媽祖』の新作能は、海をこえた全世界への平和の祈りというテーマである。『媽祖』の制作秘話や片山家の伝統、ならびに能への熱き思い、今後の能への新たな挑戦などを語る。
【プロフィール】
禁裏御所の能をつとめた名跡を継ぐ。1964年九世片山九郎右衛門の長男として京都に生れる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代、姉は五世家元井上八千代(共に人間国宝)。幼少より父に師事し長じて故八世観世銕之亟に教えを受ける。1970年「岩船」で初シテ。1997年京都府文化賞奨励賞、以後多くの賞を受賞し2011年(平成23年)に十世片山九郎右衛門を襲名。社団法人京都観世会理事、財団法人片山家能楽・京舞保存財団常務理事長。全国公演他、能の絵本作成、舞台のCG化など能楽普及活動を努めている。
○本公開講演会は、オンライン(Zoom)にて行います。参加費無料ですが、申し込みが必要です。
○申し込み方法:toyogaku※toyo.jp(アルファベットは半角、※は@に変換)宛てにメールをお送りください。メール本文には、「名前」「住所」「電話番号」を記載して下さい。折り返しZoomのミーティング情報をお送りします。
○お問い合わせ先 東洋大学東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 電話番号 03-3945-7483