暇な時にパラパラ読んでいる。だいたい有名どころは読み終えただろうか。
李白の詩はもはや聖典のようなもの、一つ一つの詩が勉強になる。
僕の好きな詩をひとつ紹介しよう。
日本晁卿辭帝都 日本の晁卿帝都を辭し
征帆一片繞蓬壺 征帆一片蓬壺を繞る
明月不歸沈碧海 明月歸らず碧海に沈み
白雲愁色滿蒼梧 白雲愁色蒼梧に滿つ
この詩は、李白が日本人の友人である阿倍仲麻呂の遭難の知らせを聞いて悲しみ詠んだ詩だ。1300年前にもこんなに固い日中の友情があった。現代の僕らと重なる。1300年前も今も同じ、国境を越えた友情がある。