8th

第八回目研究会(2019年11月2日開催)のご案内


1.テーマ

今回の研究会は、所有権の概念や意義を拡大しながら、それを問い直してみることを目的に開催します。最初に『知的財産権の人類学 ー現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知』(世界思想社)を最近、刊行された中空萌さんから、御著書の内容に基づき、人類学での「権利の束」概念の用法や、ガンジス川に法人格を与えることで人間が法廷代理人となることを認めた最近の判決の検討から自然を常に客体としてきた所有権概念を問い直す可能性につきお話頂きます。次にフランス法・民法をご専門とする横山美夏先生からオーソドックスな法律学において所有権の概念がこれまでどのようなものであり、そこで近年、新しく提示されている所有権論が持続可能な社会のあり方や人間と自然の関係にとってどのような意義や課題を持つのか、につきお話頂きます。奮ってご参加ください。


2.日時と場所

2019年11月2日(土曜) 13時15分〜17時45分

 立命館大学大阪いばらきキャンパス B棟5F B515教室(前回7月と同じ場所です)

 教室までわかりにくいので必ず以下の添付の地図をご持参ください。

https://www.evernote.com/l/AMCSdVE6CYNNSZBQMnaezn58jxvS0VUwu1A


3.内容

1)中空萌(広島大学大学院国際協力研究科)「『知的所有権の人類学 ー現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知 』をめぐって』」


2)横山美夏(京都大学大学院法学研究科)「所有権の意義と課題」


 3)今後の研究会の内容の相談


4.懇親会 18:00〜20:00

  JR茨木駅近くの以下のお店で行います。会費4,500円程度を予定しています(院生は2,000円)。

はなの舞 JR茨木駅前店

  https://hananomai-official.com/shop/ibaraki/


5.参加申し込み

10月25日(金)までに高村までお知らせください。その際、懇親会への出欠も併せてお知らせください。