第二回目

第二回目研究会(2018年1月20日開催)のご案内

1.テーマ

おかげさまで第一回目の研究会では、活発に議論を行うことができました。二回目の研究会では、森林の所有者や境界の確定が難しくなっている現状に焦点をあて、森林の境界・所有者の確定が実際にはどのように行われているのか、林地台帳による所有者情報のデータベース化、ドローンやGPS/GISなどのICTによるイノベーションにはどのような可能性があるのか、につき考えてみることにします。

2.日時と場所

2018年1月20日(土曜) 13:00〜17:30

立命館大学大阪いばらきキャンパス B棟2階 B276 ラーニングコモンズ

*前回と別の建物になりました。 キャンパスに入りましたら、図書館(OICライブラリー)を目的地としてお進みください。会場は図書館入口のすぐ近くです。

交通アクセスと会場への地図(道順矢印付)

https://www.evernote.com/l/AMAPcaO76EdJIKKVYh6_1kSLLhBjcsMcu-c

3.内容

a.報告1 「山林の境界確定の実務と所有権問題 ー土地家屋調査士の視点から」 右近一男(兵庫県土地家屋調査士会)

*右近先生は、最近、寳金敏明・右近一男編......(2016)『山林の境界と所有―資料の読み方から境界判定の手法まで』日本加除出版株式会社を出版されており、山林の境界確定のエキスパートです。

b.話題提供「林地台帳の整備を進めるにあたっての課題」京都府農林水産部林務課 木村均 課長

*2016年の森林法改正によって森林の所有者や林地の境界に関する情報などを整備・公表する林地台帳制度が創設されました。これを整備していくにあたっての課題を京都府林務課の木村課長に話題提供してもらいます。

c. 報告2 「ICTを活用した森林管理の未来像-精密林業によるイノベーション」長谷川尚史(京都大学フィールド科学教育研究センター)

*長谷川先生は、GPS/GISやドローンやレーザーなどのICT技術を用いた新しい森林管理を研究されています。最近の御著書、長谷川尚史(2016)『林業イノベーション ー林業と社会の豊かな関係を目指して』全国林業改良普及協会でも、日本の森林・林業の歴史、他国との比較も豊富に考察しながら、新しい林業のあり方をトータルに提示されています。

d.研究会の今後の進め方についての意見交換・議論

4.懇親会

18時〜20時の間で茨木駅周辺のお店で会費 4千から5千円程度で予定しています(院生は2千円程度)。

5.参加申し込み

1月10日(水)までに takamura☆sps.ritsumei.ac.jp (☆を@に変更ください。) までメールでご連絡ください。

その際、懇親会に参加するか否かも併せてお伝えください。

参加申し込み後のキャンセルももちろんOKです。

6.第三回目の研究会の予定

これに続く第三回目の森林所有権制度研究会は、龍谷大学里山学研究センターとの共催という形で2018年3月9日(金)に龍谷大学の京都・深草キャンパスにて行います。内容としては、古積健三郎先生(中央大学)と西脇秀一郎様(龍谷大大学院)に入会権の最近の判例や学説史につき報告をしてもらう予定です。