ゼミの活動
学部3・4回生のゼミ(政策構想演習)では、3回生時には全員で地域調査実習を行い、その成果をグループ毎に執筆担当章を決めて調査報告書にまとめることを多く行ってきました。4回生時には、その延長や各自が設定したテーマで卒論を書くことになります。意欲ある学生は、インカレ研究発表会である「京都から発信する政策研究交流大会」にて研究発表を行い、受賞者も多く輩出してきました。
先行研究の批判的検討から「問い」をたて、資料や予備調査から「仮説」を形成し、それを「調査票の設計」へと結びつけ、得られた結果をクロス集計、平均値の比較等の二値間の統計分析を行うことで仮説を「検証」し、報告書や論文という形式に順序立てて「論じる」力を各自が獲得することをゼミの目標にしています。
これまでの調査報告書
ゼミ選択の参考のため、これまでの調査報告書の目次を以下に掲載します。
2019年度『京都府美山町の入会慣行と集落運営の現在 ー災害復旧と森林の新たな可能性』
2018年度『京都府美山町の入会慣行と森林所有・地域運営の現在 ー平屋地区での集落調査を中心に』
2016〜14年度は、在外研究のためゼミ担当なし
2012年度『若狭町熊川宿における空き家活用に向けた調査報告書(その2)』
2011年度『若狭町熊川宿における空き家活用に向けた調査報告書 ー広島県内の空き家再生事業の先行事例も交えて』
2022年度は、森林法の実施過程につき全都道府県へのアンケートを調査実習のテーマにできればと考えています。
2021年度は、①林地開発の許可過程とメガソーラー問題、②所有者不明土地と森林、③水源保全条例の実効性、④森林経営管理権の実施過程につき、4つのグループを作り、自治体等への調査活動を行っています。