研究会情報
森林所有権制度研究会(Research Forum on Forestry, Property Rights and Institution)のご案内
2017年5月の法社会学会で入会権のミニシンポをやった延長・発展系として森林の過少利用を所有権や制度からアプローチするためのオープンな研究会を始めてみることにしました。年4回程度、フォーラム的な集まりを開催する予定です。所有権と同時に制度(Institutions)の役割を重視したダグラス・ノースやデュルケムの制度派社会科学の方法にも注目しながら進めていきます。
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第十一回目研究会(2023年12月23日開催)のご案内
森林所有権制度研究会 第十一回研究会(「合評会 吉田克己(2023)『物権法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』信山社)のお知らせ
1.テーマ
本格的体系書『物権法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(信山社)を刊行された吉田克己先生(北海道大学名誉教授・弁護士)をお招きし、同書の合評会を開催します。4名の評者がそれぞれの関心に基づき、同書の理論・体系や新たな視点につき、コメントを行い、吉田先生にリプライ頂く形で開催します。3巻の内容全てを扱うことはできませんが、合評の対象は、3つの巻とします。
今回は、この合評会に関心をもたれる法学系研究者の方にも吉田先生や4名の評者から案内する形で開催します。専ら法学者向けの会合となりますが、奮ってご参加ください。
2.日時と会場
2023年12月23日(土曜) 13時30分〜17時15分
立命館大学大阪いばらきキャンパス B棟3階 コロキウム
https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/
*会場設備の都合上、オンライン併用は行わず、対面のみの開催とします。
3.内容
第一部 『物権法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」の理論・体系について
司会 高村学人(立命館大学)
評者1 横山美夏(京都大学)「帰属関係説、物権変動論等を中心に」
評者2 牛尾洋也(龍谷大学)「市民社会の段階論、占有権、救済等を中心に」
リプライ 吉田克己
第二部 財の法としての『物権法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』について
司会 横山美夏(京都大学)
評者3 角本和理(立命館大学)「財の多様化、情報財、救済等を中心に」
評者4 高村学人(立命館大学)・西脇秀一郎(愛媛大学)「不動産所有権、用益物権、共同所有等を中心に」
リプライ 吉田克己
*なお各評者のコメント内容は、現時点での予定に過ぎず、当日、変更となる可能性があります。
総合討論
4.懇親会 18:00〜20:00
会場は未定ですが、学内かJR茨木駅近くで、会費5,000円程度のお店で行う予定でいます。
20時頃には、終了する予定でいます。