第185回

【日時】2月22日(金)16:00~ 懇親会(事前予約制):18:00~

【場所】東洋大学白山キャンパス 2号館16階・スカイホール

会場案内図:http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html

【講演テーマ】社会経済的地位と対人行動:認知・行動プロセスに対する重層的アプローチの紹介

【講演者】中島健一郎(広島大学)

【要旨】

発表者は,学部時代に「B=f(P×E)」に出会って以来,この視点を大事に研究・教育をしてきました。

これを拡張したものが重層的アプローチです。このアプローチは,人間の認知・行動プロセスを個人‐対人‐集団‐社会‐文化レベルの要因の相互影響過程の観点から捉えるものです。

日常生活における人の認知・行動を説明・予測する上で,このアプローチは有用だと考えています。

本発表では,(1)重層的アプローチの適用事例として,集団アイデンティティの変動メカニズムに関する研究事例を紹介した上で,(2)社会経済的地位が人々の対人行動に及ぼす影響について複数の研究事例を紹介します。

さらに,時間が許せば,(3)社会経済的地位に関する着想段階の研究についても紹介したいと思っています。

皆様方からのご意見,ご批判を仰ぎながら,自身の研究について再考したいと考えています。

多くの方のご参加をお待ちしております。