【日時】日程:2017年1月7日(土曜)16:30~17:30
【タイトル】The Role of Self-based and Pubic-based Evaluation on Brand Attitudes: A Comparison between Japanese and American Consumers
【発表者】杉谷陽子(上智大学経済学部・Ca’ Foscari University客員研究員)
【要旨】
人は様々な理由に基づいて対象に対する態度を形成する。本研究の目的は、どのような理由(要因)に基づく場合、その態度が強く好意的なものとなるのかを明らかにすることである。態度の構成要素は、認知と感情の2次元から論じられることが多いが、本研究では自己ベース(Self-based)と他者ベース(Public-based)という新しい枠組みを提案し、その有効性を日本および米国を対象としたブランド態度調査によって検証した。複数回の調査結果から、仮説通りの2因子を得ることが出来たが、態度や行動の予測力においては、日米でいくつかの差異が認められた。今回の報告では、強く好意的なブランド態度を導く要因について考えるとともに、文化的価値観や自己観の違いの影響などについても議論する。