3.リリースビルド
※注意※
リリースビルドを行う場合は、デバッグビルドが正常にでき、なおかつAndroid端末でアプリが正常に動作することが確認できてから行ってください。
作成したアプリをGoogle Playストアにアップロードする場合、アップロードするファイルは署名入りのAABファイルである必要があります。
HSP3Dish Helperからリリースビルドを行なうことで署名入りのAABファイルを作成することができます。
Google Playストアに作成したアプリをアップロードするまでの流れは以下のようになります。
Google Play Developerに開発者登録を行なう(開発者登録には一度だけ有償($25)を払う必要があります)
HSP3Dish Helperで署名のための証明書(keystore)ファイルを作成する
HSP3Dish Helperでリリースビルドを行なう
ブラウザからAndroid Developer ConsoleにアクセスしてAABファイルをアップロードする
また以下の点に注意してください。
Google Play Developerに開発者登録しても反映されるまで長くて1週間程度かかる場合もあるので、アプリをアップロードしたい場合はなるべく早めに開発者登録を行っておくこと。
証明書(keystore)ファイルはプロジェクト毎に作る必要はない。複数のプロジェクトで同じ証明書(keystore)ファイルを使いまわしてよいので、1度keystoreファイル作ったらそれっきりでよい。(※公式にはプロジェクト毎に作ることが望ましいとのことです)
証明書(keystore)ファイルは絶対に無くさないこと(※アップロードしたアプリをバージョンアップする場合に必要です)
それではkeystoreファイルを作成していきましょう。
Dish Helperを起動します。
「リリース」ボタンをクリックします。
次に「KEY作成」ボタンをクリックします。
ここでは「app.keystore」としておきます。
しばらく待つとコマンドプロンプト画面が表示されます。
以下の項目を入力します。
各項目は入力後Enterキーで入力の確定となります。
新規キーストアのパスワード
新規キーストアのパスワード再入力
姓名
組織単位名(部門・部署名)
組織名(会社・団体名)
都市名または地域名(市町村名)
州名または地方名(都道府県名)
国番号(日本の場合は「jp」を入力)
よろしいですか?( y を入力)
※注意※
キーストアのパスワード入力と新規パスワード再入力は、入力しても文字は表示されません。表示されていないだけで実際には入力されています。
入力が終わると、プロジェクトフォルダのルートフォルダに証明書(keystore)ファイル(この場合は app.keystore )が作成されます。
これでリリースビルドを行うための準備が整いました。
また、他のアプリを作ってGoogle Playストアにアップロードする場合でも、今回作ったこのkeystoreファイルを使うことができます。
そのため、作ったkeystoreファイルを消さないようにしましょう。
keystoreファイルが作成されたら、「Password」にキーストアファイル作成時に入力したパスワードを入力して、「aab作成」ボタンをクリックします。
※アプリをバージョンアップする場合は、「versionCode」の数値を現在の値よりも大きな値にし、「versionName」は同じ文字でも大丈夫です。
しばらく待つと、consoleウィンドウに「aabファイルを作成しました。」とメッセージが表示されます。
その後、プロジェクトフォルダの「release」フォルダ内に、「app-release.aab」の名前でAABファイルが作成されます。
この場合、AABファイルが作成されるフォルダは「D:/Android/project/piyoko_defense/app/build/outputs/bundle/release」となります。
このファイルがGoogle Playストアにアップロード可能なファイルとなります。
あとはブラウザからAndroid Developer Consoleにアクセスし作成されたリリースAABファイルをアップロードすれば完了です。
(※Android Developer Consoleページのアップロード方法は割愛します)
以上でリリースビルドは終わりです。