2.デバッグビルド

デバッグビルドはGoogle Playストアに公開する前のテスト開発用アプリを作成するための機能です。

デバッグビルドで生成されたアプリ(APKファイル)を個人のAndroid端末にインストールすることが可能ですが、Android端末側で設定を変えておく必要があります。

デバッグビルドで生成されたアプリ(APKファイル)は「app-debug.apk」という名前になります。

また、デバッグビルドで生成されたアプリはGoogle Playストアに登録することはできません。登録する場合はリリースビルドで作成された署名入りのAABファイルが必要です。


※注意(その1)※

通常(Windows上)のHSPでは実行(EXE)ファイルを作る際に「start.ax」を作りPACKFILE編集をする必要がありますが、HSP3Dishではビルドするにあたり「start.ax」を必要としませんのでPACKFILE編集は行ないません。

※注意(その2)※

ソースに変更点が無い場合、APKファイルは作成されません。Assetsフォルダにデータファイルを入れただけでビルドする場合は、一度クリーンボタンをクリックしてからビルドボタンをクリックしてください。


それではDish Helperを起動してHSPソースをビルドしてみましょう。

まずはじめにビルドしたいHSPソースを指定してあげます。

(※データファイルに関しては、「1.データファイルの準備(DPMファイルを使用しない)」、または「1.データファイルの準備(DPMファイルを使用する)」参照してください)

ビルドに使用するプロジェクトをコンボボックスより選択し、最後に「ビルド」ボタンをクリックします。

プログラムの規模によっては、ビルド完了まで少し時間がかかります。

ビルドが完了しました。

ビルドが完了したら、「閉じる」ボタンをクリックして終了です。

APKファイルが生成されるフォルダは、この場合「D:/Android/project/piyoko_defense/app/build/outputs/apk/debug」となります。

これでデバッグビルドは終わりです。