謝辞
富山大学経済学部の夜間主コースの専門ゼミナールは、通年(4月から3月)を履修期間とするものです。当ゼミナールは4年生7名、3年生3名、合計10名のメンバーで構成されております。
今年度、当ゼミナールでは、「法学」を通じて世の中の規範および仕組みというものを学んでいくことを第一義的ねらいとしてまいりました。さらに、現状の仕組みを学ぶのみならず、どうあるべきなのかという制度設計の視座をえることも目標と掲げています。具体的には、テキスト講読のみならず、ディベートの実施、県立イタイイタイ病資料館見学会の実施および裁判傍聴です。
加えて、12月18日(金)開催の環境経済・政策学会20周年記念シンポジウム(於 富山国際会議場)において、当ゼミから何かしらの情報提供等ができないかと検討して、この報告書配布およびポスター掲示を試みております。具体的には、環境問題および防災課題等をテーマに、Think Globally, Act Locally.に捉え、“世の中のどこでどのようなことが議論されて、誰がどこでどのような活動をして、この世の中が形成されまた運営されているのか”ということを、県内環境NPO/NGOの活動や国会議員の方の国会におけるご発言等を介して学んできました。是非、本報告書をお手にとってご覧いただければ幸いでございます。
活動の部分に関しては多くの方のご理解とご協力を得ました。殊に、環境系NPO/NGO等として郵送調査およびその後の電話取材にご協力をいただけた皆さま、ご発言内容のご確認等にご協力くださいました県内選出の国会議員の方々とその事務所の方々には、心から感謝申し上げます。
至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけしましたが、それらの点を踏まえて来年度以降も精進してまいりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
2015年12月 神山智美
全体活動報告
専門ゼミナールは2015年5月から2016年3月(1年間)の通年開講です。
・教科書講読及び担当分の報告:
西村=西井=初宿(2012)『判例法学 第5版』有斐閣ブックスを最終章まで終えました。
・7月1日(木)3-5時限目に、県立イタイイタイ病資料館見学会を行いました。
・9月2日(水)午後に、裁判傍聴(住民訴訟)に行きました。
・ゼミ活動として、1)富山県内環境NPO/NGO活動調査、2)富山県選出の国会議員の方々の国会等におけるご発言内容の学習等を行いました。これらを報告書としてまとめたものが本誌です。学習成果の一部を、12月18日(金)開催の環境経済・政策学会20周年記念シンポジウムにおいて、披露させていただきます。