1.開発環境をインストールする.
arduinoのトップページヘアクセス.http://www.arduino.cc/の本家へ行き利用方法をチェック.
「Getting Started」を押して,http://arduino.cc/en/Guide/HomePageへ移動.
ウィンドウズをつかているので「windows」を選んでhttp://arduino.cc/en/Guide/Windowsへ移動.
「Download the Arduino environment」を押してwindows用のドライバをダウンロード.
現在はArduino0022.arduino-0022.zipがダウンロードされる.
展開すると中にarduino用の開発環境の実行ファイルがある.
2.ドライバのインストール
arduinoをUSBで接続してもドライバは自動ではいらないのでデバイスマネージャを開いて下記のページを参考にドライバインストール.
http://arduino.cc/en/Guide/UnoDriversWindowsXP
デバイスドライバのウィンドウででArduinoUNOが表示されているはずなので右クリックで選んで表示されるリストの「ドライバの更新」を選択.先ほどダウンロードして展開されたフォルダの中に「driver」フォルダがあるので,そのフォルダを選択してドライバをインストール.証明がなくてもインストールしておく.
3.サンプルプログラムの実行
1でダウンロードしたフォルダの中にある開発環境Arduinoをダブルクリックで立ち上げる.
下記が実行後に現れる開発画面です.
一番簡単そうなのがサンプルにあるLEDの点滅なので下記の要領でサンプルプログラムを開きます.
アイコンが並んでいるところの左から4番目の上矢印があるアイコンを押して 1.Basics > Blinkのファイルを指定します.
次にコンパイルするには,アイコンの行の一番左の三角形がある再生ボタンでコンパイル.
コンパイルしたファイルをarduinoにアップロードするときは右から2番目の右方向矢印のアイコンを押すとアップロード!
とても簡単です!mbedより楽かもしれません.
アップロードされると無限ループでLEDが1秒ごとに明滅する動作が勝手に実行されています.
リセットしたいときはボードにあるボタンを押せばOK.
ジャンパー(線)がつながっていますが無視してください,なくても動きます.
4.ブレッドボードでお試し.
LEDを光らせるポートを外部出力に変更して試して見ました.
下記のdigitalWriteの1番目の引数がポート指定なので,ボードを見てDigitalと書いてあるポートに数字を変更.
digitalWrite(7, HIGH); // set the LED on
digitalWrite(7, LOW); // set the LED off
上記の2つだけ修正.7番目にジャンパーをつないでブレッドボード上にあるLEDと330Ωの抵抗を介してグランドにつながるように接続しました.
グランドはこれまたボード上にGNDと親切に書いてあるので,その穴とブレッドボードを接続.
PICなんかよりも全然簡単です.
サンプルの動画をアップします.
これだけじゃ何なので,他のサンプルも試しました.
ソースは変えないでブレッドボードで回路を簡単に組めば動きそうなものだけ4つやって見ました.
・アナログインプットのサンプル
オープンのアイコンから1.Basic->AnalogReadSerialを選びます.
電圧を読み取るポートをA0に設定してあるのでそこにジャンパーピンをつけて,値をどのように確認するかというと,サンプルプログラムのタイトル通りシリアル通信してパソコンに表示することもできるものなのでシリアル通信のウィンドウで確認します.
mbedだとわざわざシリアル通信用のプログラムが別途必要だったのですがarduinoでは開発環境そのものにserial通信のプログラムまで入っています.至れり尽くせりですね.
シリアル通信のウィンドウはアイコンの行の右から1番目のアイコンを押すと別途ウィンドウが開きますので,ここにarduinoから送られてきたデータが表示されます.
下記に動作確認のビデオをアップします.グランドにつなげた時と5Vにつなげた時で値が0から1024に変化しているのがわかると思います.
・デジタルインプとのサンプル
オープンのアイコンから1.Basic->DigitalReadSeriaを選びます.
基本的にアナログインプットと同じです.グランドと5Vの接続を変えると0から1に変化します.
・アナログアウトプット:PWM出力
オープンのアイコンから1.Basic->Blinkを選びます.
LEDの出力にPWM出力が可能なポートを使ってLEDを点滅させます.プログラムの関数名だけ見るとアナログで出力できていると勘違いしそうですが,PWM出力のはずです.(自分では確かめてませんが...まだオシロが研究室に無いので)
・光センサ(CdS)の動作確認.
アナログインプットのプログラムそのままを使って光センサを取り付けて見ました.
330Ωの抵抗をつなげて一方をアナログインプットのポートに繋げました.
かなりわかりにくいかもしれませんがiPhoneのフラッシュをつけたり指で抑えたりするとアナログの読み取り値が変化していることがわかると思います.