第2回サイエンスカフェQuricon (2013.8.24)
第2回 サイエンスカフェ Quricon
「住めば都?鳥のすみかの選び方」
2013年8月24日(土)
開場 12:30, 開演 13:00
箱崎水族館喫茶室
JR箱崎駅より徒歩8分
入場料 200円
別途, 要1ドリンクオーダー
講演者
中原 亨
九州大学 大学院 システム生命科学府
システム生命科学専攻 一貫制博士課程2年
講演の概要
鳥のすみかについて興味を持ったことはあるだろうか?
軒下にはツバメが、街路樹にはハトが巣を作る。
森に行けば美しい鳴き声を持つ小鳥がなわばりを張り、川のそばの林ではサギたちが群がって繁殖している。
私たちにとって身近なところに目を向けただけでも、鳥たちは様々な環境をすみかとして利用していることがわかる。
しかし、すみかを選ぶにあたっては、様々な制約が付きまとう。
人間を例にして考えると、他人が住む家に引っ越すことはできないし、
近所づきあいや予算を考慮して新居を選ばなければならない。
自然界では様々な生き物が同じ場所で暮らしているうえに、使える環境や資源には限りがある。
そのため鳥たちだって自由にすみかを選ぶことはできないはずだ。
では、鳥たちはどのようにして自分のすみかを確保しているのだろう?
今回は、2つの事例を通してこの謎に迫る!
(1)よそ者は新天地に棲みつくことができるのか?
(北海道に侵入したカササギの営巣場所選択)
(2)似た者同士は仲良くやっていけるのか?
(南太平洋New Caledoniaに生息する近縁なオウギビタキ2種の棲み分け)
演者紹介: 中原 亨
1989年 宮崎県に生まれる。
2012年 九州大学 理学部生物学科 卒業
現在 九州大学大学院 システム生命科学府 システム生命科学専攻
一貫制博士課程2年 生態科学研究室に在籍
幼少の頃より鳥が好きだった私は、
北海道や南太平洋のニューカレドニアで観光…ではなく、バカンス…でもなく、鳥類調査を行っています。
しかし、これはあくまでサブワーク。巡り巡って現在は植物にかかる自然選択の研究をメインに行っています。
趣味は釣り。カメラとかバンドとか、浅~く広~くいろいろやってみましたが、
一番好きなのは?と聞かれたら間違いなくコレ。時々博多湾のど真ん中で釣竿を振りまわしています。
箱崎水族館喫茶室
所在地: 福岡市東区箱崎1‐37‐21
ホームページ: http://www.hakosui.net
JR箱崎駅から, 徒歩8分
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