第32回Quricon(2019.7.6)
第32回Quriconを開催しました!
『多様性の多様性』
2019年7月6日(土)14:30~17:50(14時開場)
中央図書館4Fきゅうとコモンズ
会終了後、懇親会あり(有志・要事前申し込み)
会場 亭亭舎(センターゾーン)
参加費 2000円
まずは、Quriconおなじみにの演者紹介アイスブレイクから!
この時間で聞き出してもらった演者さんの特徴を、
発表準備の際に他者紹介してもらいました。
第1部 研究発表会
1.森 優希さん
芸術工学府 M2 Cuter
「色の見え方は感性に多様性をもたらすのか?
ーデザインだけじゃない、芸術工学部の研究ー」
研究テーマは、人の色の見え方と温度の関係性。
人の色の見え方には個人差に収まらない、「色覚多様性」があるというお話から始まり、自身の研究内容を報告いただきました。
奇抜なだけが芸工学生じゃないと語気を強める森さんの報告に、
研究への熱い思いがにじみ出ていました!
2.松岡 智文さん
地球社会統合科学府 D3
「日本のメディア・コミュニケーションは多様になったのか
~一方向? or 双方向?」
「なぜ今テレビなのか?」から始まった本報告。「わたしってテレビっ子なんですね。」といったコミカルな語りに加え、私たちのメディアとの関わり方は、SNSを筆頭に様々な情報媒体の登場によって本当に変化したのかという前提を疑う視点に、松岡さんの世界に引き込まれていきました。
3.宮本 聡さん
人間環境学研究院 助教
「《多様性》から生み出される表現とは?
ー障害のある人々の演劇製作の内側からー」
人の生き方に関心があるという宮本さん。外側から客観的な「違い」を観察するのではなく、内側から関わりを通して知ることによって多様さに迫りたいという研究のスタンスに関するお話がとても印象的でした。
4.シルバーマン 薫 リサさん
人文科学府 D2
「日本で育った日本語と英語のバイリンガル:
アイデンティティの捉え方と表現の仕方」
使用する言語とアイデンティティの捉え方に関する調査報告をしていただきました!綿密な調査内容から浮かび上がるバイリンガルの生は、特に日本語を母語とする人(モノリンガル)にとっては新しい視点との出会いとなったように思います。
第2部 研究交流会(コミュニケーションタイム)
今回のコミュニケーションタイムは、2つの島に分かれて行いました。また、2部制にすることで、時間内に複数の演者との交流が可能となりました。
Quriconの真骨頂である懇親会もやはり盛会となりました!
好奇心あふれる者同士での交流は、思わぬ会話から発展していくところが魅力的だと思います。
ありがとうございました!
写真提供:九州大学附属図書館事務部学術サポート課学習・研究支援係