第31回Quricon(2019.4.13)
第31回Quriconを開催しました
資金を獲る者は力をも得る
―若手研究者の原動力を探ろう―
2019年4月13日(土)14時30分~17時50分(14時開場)
会場 イーストゾーン 中央図書館4F きゅうとコモンズ
毎年4月恒例
フェローシップ特集です!!
ことしも,学振に限らず
いろいろなフェローシップ(研究助成,給付型奨学金)を獲得された
九大生をお呼びしました。
フェローシップを受けてからの変化は?
フェローシップがあったからこそできた研究は?
じっくりお話をうかがいました!
まず初めに,様々なフェローシップ制度について,
Quricon委員から紹介しました。
第1部 研究発表会
1.井上 陽南子さん
法学府 CSPAプログラム M2
★九州大学 山川賞 受賞
「日韓関係から、東アジアに魅せられて
ー地域経済協定の政治学ー」
21世紀プログラム出身の井上さん。
東アジアに興味をもった経緯と,これまでの様々な取り組みを披露いただきました。
途中大勢の立ち見も…!
2.徳丸 和樹さん
工学府 材料加工学研究室 D3
★日本学術振興会特別研究員DC2 採択
「葉っぱの上のミクロなデコボコ~生き物に学ぶ微細表面構造~」
セラミックスの表面の加工技術を,葉っぱから学ぶ。
「工学・材料」と「生き物」という一見縁のなさそうな世界がつながっていました!
3.松川 祐子さん
(工学府 応用無機化学研究室・
リーディングプログラム 分子システムデバイスコース D2)
★リーディングプログラム 採択
★笹川科学研究助成 採択
「化学を材料へ、デバイスそしてビジネスへ」
留学支援も充実したリーディングプログラム「分子デバイスコース」。
金属塩溶液に硫黄を含む有機物を加えるなかで,
反応によって異なる前駆体を作製する研究の進展をご紹介いただきました!
質疑応答もさかんに行われました。
4.辻 大地さん
人文科学府 イスラム文明史学研究室 D2
★日本学術振興会特別研究員DC1 採択
★九州大学 ジェンダー研究助成 採択
「セックスから見るイスラーム社会史
―『ソドミー』か?『同性愛』か?という問いを通じて―」
辻さんも複数のフェローシップに相次いで採択されています。
学部以降,性愛観・同性愛という観点から,前近代のイスラーム社会に関心をもった
経緯もお話いただきました。
フェローシップ関連では,「ジェンダー研究」に引き寄せて応募する際の苦慮や工夫も
ご紹介いただきました!
第2部 研究交流会(パネルディスカッション)
都合で退席された井上さんを除いて,
徳丸さん・松川さん・辻さんの3人でパネルディスカッションを行いました。
応募のきっかけや心構え・気を付けたこと,採用の決め手となったことなど,Quriconからの質問に加えて,参加者のみなさんからの質問にも
たくさん答えていただきました。
参考になったのであれば,幸いです。
最後にみんなで集合写真!
フェローシップがとれるようがんばりましょう♪
演者のみなさんありがとうございました!
すっかりおなじみになった,
亭亭舎での懇親会も盛り上がりました♪
次回もおたのしみに!