第21回Quricon(2015.12.11)

「今宵は学問にどっぷりと。~ノーベル賞とイグノーベル賞に迫る~」

2015年12月11日(金)18時~ 伊都図書館1Fラーニングコモンズ

初めて伊都での開催となった第21回Quriconは、イグノーベル賞・ノーベル賞の特集でした。

手老篤史先生(マス・フォア・インダストリ研究所准教授)

「真正粘菌の知性とイグノーベル賞」(記念講演)

最初の演者は手老先生。

粘菌が複数の点を最適なルートで結ぶ様子を動画を交えてお話くださいました。

粘菌のつくる道とコンピュータシュミレーションの結果が驚くほど類似しており、会場からも驚きの声があがっていました。

イグノーベル賞受賞者のご講演とあって、聴衆もたくさん集まりました。

手老先生、本当にありがとうございました。

2人目からは、大学院生によるノーベル賞関連研究の紹介。

DNA修復機構の話、ノーベル文学賞候補者たちの紹介、土壌微生物の話と、それぞれの演者の方々の研究とのつながりについて講演していただきました。

3人の演者の方々、ありがとうございました。

稲田壮峰さん(理学府M1:ノーベル化学賞部門)

「人体のふしぎ ~”ヒトの基盤”DNAを修復するメカニズム~」

古川琢磨さん(人文科学府M1:ノーベル文学賞部門)

「村上春樹のライバルたち~現代世界文学の動向と創作論~」

石田夏美さん(生物資源環境科学府M2:ノーベル医学・生理学賞部門)

「ほの暗い土の底から~微生物がコンニチハ~」

みなさん興味深々に聞いています。

講演のあとは、恒例のコミュニケーションタイム。

質問タイムで聞けなかったことや、伊都新キャンパスでの研究について自由に質問しあって、親交を深めました。

最後はみんなで記念撮影。

今回は延べ30名を越える方々にご参加いただきました。

学部1年生から、たまたま九大に来られていた他大の先生まで、さまざまな分野・年代の方が集まって、

よい会になったと思います。

懇親会にも17名もの方が参加してくださいました。

図書館では議論できなかったディープなところまで語り合っていたようです。

皆さん終電に間に合ったでしょうか?(笑)

次回のQuriconも伊都で開催する予定です(2016年4月)。

これからもQuriconをよろしくお願いいたします!!!