【龍安寺】京都市右京区
龍安寺の石庭(方丈庭園)は幅25m、奥行10mほどの空間に白砂を敷き詰め、大小15個の石が配置されている。枯山水(水のない庭)の代表格とされ、その簡素な作りは禅文化の時代背景を残し、世界中から多くの観光客が訪れる。
【嵐山 竹林の小径】京都府京都市
京都を代表する観光地の嵐山。そして風景ある竹林の散歩道が渡月橋の北側、嵯峨野に広がる。ひんやりと涼しく、清涼感のある竹林の小径を歩いてみると、都会の喧騒を忘れさせてくれる。
【金閣寺】京都市北区
正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)。建物内外に金箔を貼った舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれる。舎利殿は昭和25年の放火により消失、昭和30年に再建された。この放火事件は三島由紀夫の小説「金閣寺」の題材にもなっている。
【銀閣寺】京都府京都市
正式名称は東山慈照寺。室町幕府八代将軍足利義政によって造営されたと山荘東山殿を起源にする。室町時代後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園を有する。銀閣寺の名の由来は江戸時代に金閣寺に対し、銀閣寺と称されることとなったと言われる。
【仁和寺 庭園】京都市右京区
仁和寺は888年(仁和4年)に創建。別名「御室御所」と呼ばれ、皇族との縁が深く、明治期まで皇族が住職を務めてきたという。宮廷風建築の「御殿」はその面影を残す。御殿庭園からの眺めは絶景。
【鴨川】京都府京都市
京都市内を南北に流れる鴨川。京都の歴史とともに存在し、今も多くの人に親しまれている。四季折々で京都の風情を感じることができる。
【清水寺】京都府京都市
清水寺の創建は平安京遷都よりも古く、778年延鎮上人が開山したと伝えられる。新緑の季節は青々とした木々が境内を彩り、清水の舞台から眺める景色は格別である。青もみじと呼ばれる新緑の楓は、透き通るような鮮やかな緑色で、訪れる人々を魅了する。
【二年坂】京都府京都市
清水寺につながる参道。正式名称は二寧坂(にねいさか)。情緒あふれる石畳の坂道にレトロな土産屋が並ぶ。この坂道を歩いてみると、大正時代のノスタルジックな雰囲気を楽しむことができた。
【天橋立】京都府宮津市
日本三景のひとつ。宮津湾と阿蘇海を南北に隔てる砂州。一帯には約8000本の松林が生え、東側は白い砂浜が広がる。文殊山の山頂にある天橋立ビューランドからの眺めが有名であり、その光景は龍が天に昇る姿に見えることから飛龍観と呼ばれる。
【平等院】京都府宇治市
藤原氏ゆかりの寺院。平安時代後期・11世紀の建築、絵画、仏像、庭園などを今日に伝える。十円玉のデザインとなる鳳凰堂は藤原頼通によって建立。池の中に建てられ、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のようにその美しい姿を水面に映す。
【渡月橋】京都市右京区
嵯峨野と嵐山を流れる桂川に架かる橋。承和年間(834 - 848)に僧道昌によって架橋したのが最初とされる。亀山天皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから渡月橋と名付けられたという。嵐山を代表する観光名所であり、春と秋を中心に多くの観光客で賑わう。