【知床沿岸 オーロラ号】北海道知床市
知床はアイヌ語で地の先を意味するという。知床沿岸では地球上に最も低い緯度で流氷が接岸。知床観光船オーロラ号に乗ると、世界自然遺産を船上から楽しむことができる。
【小笠原諸島 父島】東京都小笠原村
小笠原諸島は30あまりの島々からなり、父島、母島以外は無人島。これらの島々は大陸と陸続きになったことがないため、独自の進化を遂げた生態系が特徴。玄関口となる父島まで客船で片道25時間、週1便のみ運行。まさに絶海の孤島と言える。
【日光東照宮】栃木県日光市
東照大権現たる徳川家康を祀る神社。その歴史は古く、少なくとも源頼朝による日光山造園までさかのぼるという。平成の大修理によって、美しく蘇った陽明門の姿は圧巻。
【富岡製糸場】群馬県富岡市
富岡製糸場は日本初の官営模範製糸場。明治5年にフランスの技術を導入して建設されたという。開業当初の繰糸所、繭倉庫などが現存する。和と洋の技術を重ねた木骨レンガ造の建物を眺めているとノスタルジックな気分になる。
【三保の松原】静岡県静岡市
平安時代から親しまれている三保半島の東側に広がる景勝地。日本三大松原のひとつとされる。約7kmの海岸に約3万本の松が生い茂る。歌川広重の浮世絵にも登場することでも有名。
【熊野古道】和歌山県田辺市
本宮・新宮・那智の熊野三山へと通じる参詣道。熊野参詣道とも言われる。古代から中世にかけて、上皇から庶民にいたるまで多くの人々が熊野を参詣したという。神々の宿る独特の景観に参詣者の心は惹き付けられる。
【姫路城】兵庫県姫路市
白漆喰と総塗籠と外壁に覆われた美しい姿から別名白鷺城と呼ばれる。その起源は1333年赤松貞則によって築城されたと言われ、関ヶ原の戦い後に城主となった池田輝政によって大規模な城郭に拡張されたという。
【旧グラバー邸】長崎県長崎市
現存する日本最古の木造洋式住宅。安政6年長崎開港後に来日したイギリス商人グラバーの旧邸。南山手の丘上の見晴らしのよいところに建ち、異国情緒あふれる佇まいは長崎の街の象徴といえる。
【屋久島】白谷雲水峡 鹿児島県熊毛郡屋久島町
屋久島は島のほとんどが森林に覆われ、樹齢1000年を超える屋久杉の自生林や固有種・絶滅危惧種の動植物などが生息している。白谷雲水峡にある苔むす森はジブリ映画「もののけ姫」のモデルになったことでも有名。
【首里城】沖縄県那覇市
首里城は琉球王朝の中心として威容を誇る。中国と日本の築城文化を融合した建築方式は歴史的・文化的な価値があるとされ、鮮やかな朱色に彩られたその姿は王国の歴史と文化の息吹を伝える勇姿であり、沖縄のシンボルそのものである。