絶対項と主題
文頭にくる絶対項は、絶対格であり、さらに主題でもあることがおおい。このことから、絶対項に来ることのできない項がいくつかある。
1. 不特定項(L項)は絶対項になれない。
2. しかしながら、形式論理的量化項(D項)は絶対項になれる(これは存在構文のため。むしろ絶対項にしかなれない)。
3. その他の項は絶対項になれる。
1 の制約により、焦点辞が必要となる場合がある。
1項述語への不特定項の述定ができなくなるが、
そもそも不特定項の1項述語への述定というのはD項やGL項の代替表現であるだろうから無問題である。
焦点辞によって主題にもってこれないような要素、すなわち付加項を主題にしたいときは、las構造によって焦点化する。
oncar : 行く/来る
ni fa (va) honcar pla. : 私はあそこに行く。
lazva fa niz honcar pla. : あそこには私が行く。