接続詞

# 接続詞

接続詞は一般に2つの構造(項、述語、内容語、転換詞、文)同士を繋ぐ語である。

接続詞によって形成された複合体は、通常、それぞれの要素と同じ型である(項を接続してできた複合体はやはり項と同じように振る舞う)。

X+X→X

このように、普通の接続詞は同類の構造を繋ぎ、同類の構造に返すため、ホモタイプである。接続詞といえば、ふつうホモタイプを指す。

しかしながら、関係詞などのように、異種の構造を繋ぐものもエニシキの接続詞にはある。

これはヘテロタイプの接続詞であり、亜接続詞と呼ばれる。亜接続詞については次項で取り扱う。

接続詞は、項、投影詞、述語、内容語、節同士を繋ぐことができる。

集団的並列はもっぱら項接続にのみ用いる。集団性のある複数対象をつくり、つまり複数辞 -ogg- と同じである。

集団的並列、言換以外の項接続はすべて文接続に書き換えることができる(言換も文接続に書き換えられるかもしれない)。

逆に、項接続を含む文の意味は、文接続によって定義されるといえる:

.. A [接続] B ---. は、 .. A ---, [接続] .. B ---. を意味する。

前後の1文を接続する場合、文の区切りにはカンマを使うことが多い。

ピリオドで区切ってもよいが、その場合、前件にはそれ以前の複数の文のまとまりがくる場合がある。

----. ~~~~. [接続] ====. は (----. ~~~~.) [接続]( ====.)と、----. (~~~~.) [接続]( ====.) の場合がある。

さらに、文接続において接続詞の直後にカンマを打つと、後件にそれ以降の複数の文のまとまりがくることを示唆しうる。

つまり、文における接続詞前のピリオドや、接続詞後のカンマは、文接続詞ではなく、談話接続として解されることがある。

投影詞接続は、内容語複合体接続に書き換えられる。

[内容語W] X kes Y は、 [内容語W] X kes [内容語W] Y を意味する。

また、関係節接続など、従属文接続にも使うことができる。

### 絶対格共有

節接続において、後件の絶対格を省略し、前件の絶対格を想定することができる。