アットホーム領域　

青木彗斗

　この領域を選んでよかった。大学院生活を1年間経験してみて非常にそう思う。

　入学式後、この領域のオリエンテーションがあった。私は、本当に誰も知らない環境に飛び込むのは人生で初めてのことで、オリエンテーションのとき寂しくて泣きそうだった、というか若干泣いていたと思う。正直入学式の時点でかなり泣きそうだったのではないかとさえ思う。

　このように、最初は寂しさいっぱい、不安いっぱいだったが、今では大学院での生活が楽しくてしょうがない。この楽しさを感じる秘訣は、領域の雰囲気にある。この領域の今の雰囲気をずばり一言で表すと「アットホーム」である。院生室はみんな静かに真剣に勉強や作業をしているときもあるが、会話も活発で毎日笑いが絶えない空間だ。誰の笑い声も聞かなかった日は1日もない気がする。

　こんな領域だったからこそ、1年間楽しく充実した生活を送ることができたと感じる。ここまで読んだ方はきっと、この領域が気になっただろう。