学校ヘルスケアコースのページ
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自分自身を見つめ続けた2年間
山岸由奈
学校ヘルスケアでの2年間は、これまでの人生の中で一番自分と向き合った時間でした。大学院への進学を決めた理由はいくつかありましたが、修了を目前に控えた今では自分と向き合うことが大きな目的であったように思います。それは2年間で取り組んだ課題研究にも表れており、子どもとかかわり捉えようとする自分を見つめ続けて来ました。
そのような、言わば自分自身との闘いのような時間は、苦しく放棄したくなる瞬間が何度もありました。しかし、自分を見つめることが同時に目の前の子どもを見つめることにも繋がるという気付きは、養護教諭としての自分が今後どう子どもと向き合っていくのか、その方向性を示してくれるものとなりました。
このような気付きを得られたのは、ご指導いただいた先生方、院生のみんなとの対話を通して、常に自分の物事に対する価値観、教育観、養護観など様々な「観」を問い続けることができる環境があったからだと感じています。この2年間の学びは決して一人では得られないものばかりでした。かかわってくださったすべての方々に感謝しています。