日本人は古くから四季の移ろいや自然美を感慨深く感じる民族です。
日本で生活していると気づきづらいですが、多くの国は気候の変化が暑い時期と雨季の2つということも珍しくありません。
俳句には季語を入れて、四季を一つ一つ情緒的にとらえるという感性を育てました。奈良時代に日本に伝わったと言われるお花見は、“日本らしさ”が大事にされ、独自の文化が生まれた平安時代に発展しました。
はっきりとした四季の影響により、旬の食べ物や季節ごとのイベントなど文化に深く影響しています。
夏の暑さや冬の寒さが厳しい場所も多いため、それを凌ぐための工夫を昔から行ってきた日本人の特性は現在の勤勉さや真面目さに繋がっています。
多くの国では公共の場で飲酒を禁止しています。原則どこでも飲める日本は他国のお酒好きからみると天国に感じるかもしれません。お花見や夏祭り、お月見のように外の景色を楽しみにながら飲む文化が昔からあるのも影響しているのかもしれません。
英国の雑誌、『エコノミスト』の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した調査結果では、「世界で一番安全な都市」の第1位に東京が選ばれています。
この調査ではサイバーセキュリティー、医療・健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性の4つの項目から評価されるものですが、東京はすべての項目でトップ10入りし、特にデジタルセキュリティー部門ではナンバーワンとなっています。
多くの外国人旅行者が、東京の安全性に驚きの声を寄せていますが、今回の調査では、医療面、災害時の安全性、情報の盗難など、より生活に密着したレベルでも安全性を証明される結果となりました。
また、調査された50都市中、東京は人口最多の1335万人です。都市は人口に比例して治安が悪くなるのが普通ですが、東京はそれを覆しています。ここからは、東京に暮らす人の意識の高さ、質の良さが読み取れますね。よく言われるように、落とし物が手元に戻ってくる確率も、日本はトップクラスとなっています。
飲食店で荷物を置いたまま席を立つ、泥酔して電車内や道ばたで寝込むなど、海外では確実に窃盗被害に遭いそうな行為を平気で行い、何の被害も受けない事実に多くの外国人は驚くようです。日本では当たり前の行為ですが、これを当たり前と言える日本は、やはり世界で最も安全な国の1つと言えます。
安全な国家を支える為には、やはり警察の『質』も影響します。日本の警察は、目立って優秀という印象はないかもしれませんが、実は幾つかの点で世界一の称号を持っています。
まずは、殺人事件の検挙率です。平均して95パーセントを維持していますが、これは世界でもトップの数値となっています。
人口当たりの警察官の数は世界でも少なく、科学捜査の普及率も低い日本の警察官は、昔ながらの『足を使って』「『勤勉でていねいな捜査』を行い、大きな成果を上げているのです。
もう一つ、『ワイロを受け取らない警察官の割合』でも、日本の警官はトップとなっています。日本の警察官には、正義を何より重んじるという高い意識が根付いているようですね。
小さな頃から、「ものには魂が宿るからものを大切にしなさい」「人様に迷惑をかけてはいけません」「自分が他人にしたことは返ってくる」としつけをされる日本人は細かい気遣いや礼儀正しさを自然に身につけています。
例えばはさみを渡す時も刃を持ってとっての部分を相手に向けて渡すことも日本では日常的ですが、アメリカでは投げて渡したり刃を向けて渡すこともあります。
下記記事を抜粋してます。
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世界一と称される日本人のマナー 訪日外国人がもっとも驚くのは
政府が進めるクールジャパン戦略の進捗にかかわる評価はともかくとして、外国人から見てみると、いまなお日本人の行儀の良さが「クール」であることは間違いないようだ。
商談で度々日本を訪れるという30代の米国人ビジネスマンは、心底感心した様子でいう。
「日本は公共の場所に必ずゴミ箱があるし、観光地ではゴミを持ち帰るルールも浸透している。本当にどこへ行っても街がキレイですね」
何気なく暮らしていると気付きにくいことも少なくない。
「日本人はエレベーターで見ず知らずの人にも『開』ボタンを押して先を譲りますよね。エスカレーターなら、どこにも何も書いてないのに片側をきちんと空けて急ぐ人のための道をつくっている。オ・モ・テ・ナ・シの国なんだなって思います」(シンガポール出身の女子学生)
たとえば東京は物価の高さからいえば、決して暮らしやすいとはいえない都市だし、満員電車や渋滞でも悪名高い。それでも、感心することは多いという。香港から赴任している40代の証券マンの声だ。
「車列に入れてもらったり、道を譲ってもらった時に多くのクルマがハザードを点けてありがとうのサインをしますね。最初は意味がわからなかったのですが、みんな渋滞でイライラしてるはずなのにあくまで協調性を失わない。
有名なお店に並ぶ時の行列もそうですね。誰もインチキして順番を飛ばそうとしたりしないで大人しく待ってる。素晴らしいですよ」
近頃はベビーカーで電車に乗ることの是非が論争になったりもしたが、外国人にとっては電車内でのマナーも概ね好評といえそうだ。前出の米国人ビジネスマン。
「朝のラッシュ時でも知らない人同士が見事に綺麗に並んでまず乗客を先に降ろし、間髪入れずに乗り込む。流れを阻害する要因が極めて少ないからこそダイヤは正確なわけですからね。夜は迷惑な酔っ払いをたまに見ますが(笑い)絶対数はすごく少ないし、女性が深夜にひとりで乗っても問題ない。みんな譲り合って坐ってますものね」
日本人のモラルの低下が叫ばれることもままあるなか、外国人からみればまだまだ品位は保たれているようでひと安心である。
日本には古来(約2300年前)から神道という宗教がありました。ただし、宗教といっても西洋のようなキリスト教やイスラム教、ユダヤ教のような人間を神とする一神教の教祖をもった形式とは違います。
日本の宗教は「神道」から始まり、聖徳太子の時代の6世紀に「仏教」が入ってきました。そして神道のよいところを残しつつ、仏教の考えをブレンドします。
さらに16世紀に「キリスト教」 が入ってきたときも「神仏」のよいところを残しつつ、キリスト教の考えをブレンドしていったのです。このように日本人は排他的にならずに、異質なものを従来のものと混在させ、より良きものを作り出す能力に長けています。
日本には昔から太陽神、天照大神という女性の神様がいます。私たちの国、日本列島において太陽というのは、生活のすべての恵みの元でした。春夏秋冬、太陽があるから、お日様があるから私たちは生きていけます。
お天道さまは常に私たちを見ている、という絶対のものを太陽に置いていたのです。
その流れでいきますと、何も太陽だけではなく、山も、川も、木も、何でも神様になりました。
たとえば富士山を神として拝んでいるのが浅間神社です。
また大きな岩とかも拝んだりします。すなわち、人間以上の偉大な自然を日本人は崇拝してきたのです。
これは南米のインカ帝国の文化と基本的に同じです。この日本人の考え方を『自然崇拝』と呼びます。
自然を崇拝する、自然に感謝する、自然に祈りを捧げる。
これが案外これからの21世紀をリードするキーワードになるかもしれません。
キリスト教なり、イスラム教なりのゴット(神)は、人間を絶対者としています。
つまり自然を絶対者とみていないのです。
ですから、西洋の登山家は「山頂を征服する」と表現しますし、あくまでも自然とたたかう思想が西洋文明にはあります。しかし日本では、仏教でも自然とたたかうという思想はありません。
自然と調和する、自然を生かしていく。ですから日本は森のなかに神社を造ったり、お寺を造ったりしても、必ず全部木を植えました。
神道を語る上でもう一つ大切なことは、『祖先崇拝』といって先祖を大切にする考え方です。
日本人は、昔から祖父母から親、親から子、子から孫、孫からひ孫といったように命は連綿としてリレーしていく、バトンタッチされていくという考えがありました。
自分の肉体が滅びても、自分の命・精神は、自分たちの子供を通じて孫に伝わる。
同時に孫からいえば、自分の魂には祖父母の魂が入っていると思っていたのです。
そのため自分の命や魂は、子孫へ永遠に引き継がれていくと信じていました。
もともと西洋でも東洋でも宗教というのは永遠の命を求めます。
ですがその命の求め方が、キリスト教やユダヤ教では天国とかパラダイスという世界のことを指すますが、私たち日本人の場合は具体的に子孫にその命を求めてきたわけです。ですから子どもが大切で、血を絶やさないことが最大の努めでした。そのため、どうしてもの時は、養子を取ってでもかならず存続しようとしてきたのです。
もう一つ、日本人の考え方で大切なことは、死んだ人間でも、世のため人のために尽くせば神様になれるということです。
このことを西洋人に話をしたらさぞかしビックリするでしょう。
なぜならば西洋人にはまったく考えられない考え方だからです!
そのため戦国を統一した織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も神社になって祀られました。
東郷平八郎も神様、野口神社、乃木神社、台湾に「鳥山頭ダム」を造った八田興一もそうです。
つまり国を守ってきた偉人や、多くの人々を救った偉人が、神となって子孫の繁栄を願ってきたのです。
ですから西洋の神のような絶対者(一人)でなければならないという考え方はありませんでした。
ここではじめて八百万の神という考え方が出てくるのです。つまり日本人は目に見えない800万もの神様が、自分たち家族を守ってくれていると信じていたのです。だから日本は昔から「神々の国」と言われてきたのです。
(参考)
http://kanouseiji.com/shintoism-shinto/