島国である日本は、四方を海で囲まれているため他国からの侵略がほとんどなく、天皇制が2000年以上続いているようにずっと日本人という民族が統治している。海外の文化も積極的に取り入れ、日本流にアレンジする傾向がある。逆に島国という地理上、海外へ文化を発信をすることは少なかった。
一般的な傾向 (あくまでも傾向です。)
島国・日本文化の傾向 大陸・ヨーロッパ文化の傾向
宗教 宗教は多神教・受容的 宗教は一神教が多い・排他的
建築 木の文化(寺院・家屋・橋など) 石の文化(神殿・彫刻・住居・橋など)
主食 主食は穀類・菜食中心 肉食中心
調理方法 生食文化・素材重視と新鮮さ 熱処理調理・調味料・香辛料
鍵文化・防衛 鍵文化は発達しない村社会・開放的 鍵文化の発展・自己防衛・自己責任
材質 土・紙・木の文化 金属・石・宝石・ガラスの文化
時間 時間がつくり出す変化を愛でる 永遠・不変の希求
自然と人口 自然の風合い、変化を重視 人為的加工を重視・現状維持
思考 感覚的・非論理的・情緒的思考 合理的・理詰め・哲学の発展
思考傾向 不完全主義・自然重視 完全主義・人工重視
性格 あいまい・協調主義→外交下手 和 自己主張・個人主義→外交上手
対自然 自然(四季)に従う→情緒の発達 自然を克服→科学の発展
刀 刀は引いて相手を切る 突いて相手を刺す
・西洋の「罪」の意識はキリスト教と深く関係している 。行動の規範のベースが宗教の戒律なため、これに反した場合、人々は神への裏切り=罪の意識として感じる。
・日本は多神教であり、神や仏の意識はそれほど強くなく、意識の矛先は世間の目に向かっていく。そのため、他人に笑われたくない、恥をかきたくない、これが日本人の行動を規定する。正しいかどうかで行動を決めるのではなく、世間がそれをどう思うかで、自分の行動を決めているとアメリカの文化人類学者・ルース・ベネディクトは分析している。
・この精神性は、西洋の個人主義(indivisudalism)、東洋の集団主義(collectivism)にも関係していて、欧米では起業家が評価される一方、日本では大手会社に勤めるなどメインストリームを辿る形の方が世間的に評価されるなどの違いが出ている。
・千利休により作られた日本独特の美意識。侘しさ・寂しさの略。物の不足のなかに心の充足と美を求める思想。
「物の不足」、つまり、過剰なものをそぎ落とした状態の中に、美しさを見出す心が「侘び」。
「寂び」は、経年変化によって新しい美がそこに備わった状態のことです。簡単に言うと、
「侘び」は不完全な美 「寂び」は枯れた美と言うところでしょう。
= 着飾る・見栄の文化とは相反する。
一神教と多神教
一神教・・・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教
多神教・・・仏教・ヒンドゥー教・神道
東洋と西洋では病気の治療法・考え方が違います。
例えば工場に機械が故障してしまったとします。止まってしまった原因はネジが外れてしまったことでした。そして、ネジをはめたらまた動き出しました。
西洋医学の場合は、そのネジをはめて動き出せば治ったということになります。東洋医学の場合はなぜネジが外れたかを考えます。機械のネジは機械全体の振動が大きくて、その影響で外れた可能性があります。そうなると、またネジをはめてもまた外れてしまう可能性があります。よって振動を抑えることを考えます。東洋医学では、機械を安定化させて、振動を抑えることにより、ネジが外れにくくなることで治ったと考えます。要するに即効性を求めて対処するのか、原因まで追究していくのかの、考え方の違いにあります。
① 自然科学的で伝統的医学である
先人の治療経験の集積
② 心とカラダを一体としてみる
体全体の調和を図る“全人的医療”
③ 個人の体質・特徴を重視し、症状をみる
原因が特定できないものや、“未病”の状態でも治療できる
④ 天然物がベースとなった生薬を混合した「漢方薬」を使う
1剤に複数の成分が含まれているため、複数の症状にも効果が期待できる
① 実証的かつ科学的である
客観的で分析されたものである
② 器官・臓器中心に物質面を重視する
病気に対してピンポイントに治療する
③ 客観的・分析的で、その結果病名を決定する
画一された治療法を用いる
④ 一般に、精製されたほぼ純粋な薬物を用いた「西洋薬」を使う
ひとつの病気に対して、同系統の位置や薬の投与がなされる
西洋薬はたいてい一つの有効成分で作られていて、血圧を下げたり、細菌を殺したり、熱や痛みを取ったりするなど、一つの症状や病気に対して、強い効果があります。
また西洋薬のベースとなる西洋医学では、患者の訴えのほかに検査を重視していて、その検査結果から病気の可能性を探ったり、治療法を考えていったりします。検査結果や数値などにしっかり表れるような病気を得意としていると言えるでしょう。
一方、漢方薬は1剤に複数の有効成分が含まれているため、多様な症状に効くのが大きな特徴です。
また漢方薬のベースとなる漢方医学は、患者の病状(訴え)や体質を重視し、その結果から処方します。そのため、体質に由来する症状(機能性の月経痛や冷え症、虚弱体質など)、検査に表れない不調(更年期障害の症状)などの治療を得意としています。
症状だけでなく、1剤で複数の病気が改善されることがあるのも漢方薬の大きな特徴です。