テルルの部屋（２）

答え　(d)ハルシネーション

ハルシネーションはAIがもっともらしいけど事実じゃない情報を流ちょうに生成してしまう現象のことを言います。AIは過去のデータに基づいて学習しているため、存在しない情報や不足した知識を「推測」で補ったり、「もっともらしい次の単語」を確率的に選ぶため、文脈には合っていても、実際には存在しない情報を出してしまうことがあるんです。

その他の用語については：

ディープフェイク：AIの深層学習（ディープラーニング）技術を使って、実在する人物の顔や声を本物そっくりに合成する技術のこと

エコチェンバー：自分と似た意見や価値観を持つ人たちの間で情報が繰り返し共有されることで、その意見がますます強化されてしまう現象

シンギュラリティ：技術的特異点と呼ばれる人工知能（AI）が人間の知能を超える転換点を指す概念

では最後にもうひとつ問題を、、

次のAIの回答のうち、ハルシネーションを含んでいる可能性のものはどれ？

(a)「枕草子」は夏目漱石によって書かれました。

(b)「源氏物語」は紫式部によって書かれました。

(c)「源氏物語」は平安時代に成立した日本の古典文学です。

答えは…(a)です！（枕草子の作者は清少納言です。）