CTLでは近々プレゼンについてのミニ講習会を行います(気になる方は最後のお知らせをご覧ください)。そこで改めて大学生のプレゼンについて考えてみました。
プレゼンテーションは自分の考えを表現する場で、日々いろいろな場所で行われています。学会や研究会では研究成果の報告としてプレゼン発表は欠かせませんし、また会社では、提案を通したり、取引先を納得させたりするためにプレゼンが行われます。近い将来、大学生の皆さんもそのようなプレゼン発表を経験することがあるかもしれませんね。
このようにプレゼンはさまざまな目的で行われますが、まだ発表経験が少ない大学生にとってのプレゼンの目的とは、どんなものなのでしょう?大学の目的は「学び」なので、授業の実習などで行われるプレゼン発表では、学習成果の共有や理解の確認というものが主な目的かもしれません。ただし、プレゼンテーションは情報を単に並べて見せる場ではありません。自分がどんな視点で物事を見ているのかを表現する場です。構成を考えたり資料をまとめたり準備することで、自分の考えが整理され、また話すときの聞き手の反応により新たな気づきも生まれます。発表したあとには「そんな考え方もあるんだね」「そのテーマ、面白いね」などと言われ、新しいコミュニケーションが生まれます。つまりプレゼンは自分なりに得た視点や感情を、他者と共有するコミュニケーションツールなのです。
プレゼン発表を準備するときは、いろいろと迷うこともあるかと思いますが、それはごく自然なこと。テーマを選んで、構成を考え、スライドを作って、話す練習をする。その過程の中で、自分の「伝えたいこと」が少しずつ形になっていくのだと思います。
プレゼンこぼれ話:昔のプレゼンはどのようなものだったのかについて…筆者が学生時代の話です。その頃(1990年代)プレゼンソフトなどは存在せず、発表する際には透明なシートにペンで書いて、それをOHPと呼ばれるスクリーン投影機器に映して発表していました。シートに図を描いたりするのももちろん手書き。カラーにしたいときには色ペンで工夫して塗っていました。失敗したらはじめから書き直し…ちょっと切なくも懐かしい思い出です。今と全然違いますね。コンピュータが発達し、プレゼンの仕方も見事に変わりました。
さて、最後に宣伝です!
プレゼンを準備するとき、構成の立て方やスライド資料の作成には、ちょっとしたコツがあります。CTLでは「プレゼンの基礎やコツを知りたい!」という方にむけて、ランチを食べながら気軽に聞けるミニ講習会を開催予定です。興味のある方はぜひご参加くださいね!申し込みはこちらhttps://forms.gle/bhsXhyZyUdYWcZfa9
(田中今日子 CTL教員)
ブログに戻る