リアルタイムで授業を配信する授業で、録画を併用することで録画配信型授業に利用可能です。さらに2つに分類できます。
学生参加型ライブ授業
同一教室および遠方の両方で学生が参加している授業
放送型ライブ授業
教師が授業し、学生は遠隔のみで参加する授業
論理的には100名までの授業にも対応できますが、ネットワークやコンピュータの性能に依存します。学生の様子をビデオで見ようとすると、20名程度までが限界で、それ以上にするには、学生からのビデオや音声は送らないようにしないと実現できないかもしれません。
ZOOM、Google Meet、Webex、skype, LINE無料通話等を利用できます。
ここではZOOMとMeetを用いたライブ型授業について説明します。
Webカメラ、マイク、ヘッドセット等を必要に応じて用意してください。
マイクは人間形成学科の山崎先生が保管されているものがありますので、必要な方は山崎先生までご連絡ください。
Wi-Fiではなく、できるだけ有線Ethernet(1Gbps or 100Mbps)で接続してください。
学生の顔を確認するには、大型モニタがある方がよいです。
Zoomの場合
メールアドレスの入った履修者名簿を用意して、メーリングリストを作成しておきます。
大学のメールアドレスを使って、zoomのアカウント(yamanashi-ken.ac.jp)を作成します。
4月30日までは、ac.jpドメインの利用者は制限時間(40分)なく利用できます。
履修登録している学生にメールで接続先の案内を出します。
履修者メーリングリストにメールします。
スケジュールしておくこともできます。
Meetの場合
メールアドレスの入った履修者名簿を用意しておくか、Classroomでクラスを作成し、学生に登録してもらいます。
Classroomを用いる場合は下記の設定をしておくと便利です。
クラスの「設定」で「Meetのリンクを作成」で「生徒に表示」を入れておいてください。
クラスの中にMeetへのリンクが表示されます。
参加ボタンを押して、学生のメールアドレスか名前を入力します。履修者名簿をコピペするとよいでしょう。Classroomを使っている場合はMeetのボタンを押すだけです。
Zoomのように会議のURLをメールで送ることもできます。
Zoomの場合
出席確認のため学生には本名で接続してもらうように指導してください。
学生の出席準備が整うと、ホスト画面には参加の「許可」を求めるボタンが出るので、許可を押してください。
ハウリングを起こす場合は、学生の音声を止める(ミュートにする)とよいです。
ネットワークの状況が悪くなったら学生のビデオを停止します。
Meetの場合
画面共有
チャット
学生を指名して答えてもらう。
人数が少ない場合は、声をだしてもらえば問題ないと思います。
人数が多い場合は、教師は発言する学生を指名します。指名した学生の画面をして、ビデオと音声をオンにします。
意見のある学生に手をあげてもらったり、チャットで発言したい旨を連絡してもらってください。
チャット
ネットワークが不調な場合には、こちらを活用してください。
反応(Zoomの場合)
よい、悪いを確かめることができます。
オンラインで質問に答える。
チャットで答える。
課題の中に、質問や意見を書かせるところを作り、その内容について総括評価として解答することもできます。
評価の原則
評価は課題を提示した時の観点と基準に即して評価しましょう。授業の目的(課題の目的)と評価は整合性があるようにしましょう。
評価の方法
意見交換などの活動の中で、学生の意見について形成的評価を行います。
授業の最後に今日の授業の総括評価を行います。
小課題を出したり、授業への質問、意見、感想などをメール等で送ってもらい、次回の授業の最初に前回の授業の振り返りを入れるのもよいと思います。
休憩を入れましょう。
ライブ型の授業に学生はついてこれなくなります。普通の授業とちがって、飽きている学生を観察することも注意することもできません。
20分に一度程度は休憩や学生が手を使うような活動などが入るような工夫をしてください。
学生からリアクション(チャットや反応)を求めるような工夫も有効です。
録画しましょう。
ライブ型の授業ではトラブルはつきものです。トラブルがあることを前提に考えてください(Wi-Fiが急に繋がらない、通話が入った、バッテリーが切れた他)。
また、家族で1台のPCを共有していて、兄弟がその時間には違う講義を聞いている場合もあります。
ZoomにもMeetにも録画機能がありますので、これらを活用して、録画した動画をアップロードして学生が後から見られるようにしてください。Zoomの場合はローカルにファイルが保存されますので、これをGoogle DriveやYouTubeにアップロードするとよいでしょう。Meetの場合は自動的にGoogle Driveに保存されるので、共有の設定をしてください。
動画は10分毎に違うファイルにしてあると、アップロード、ダウンロードがしやすくなります。また、見ていて飽きません。
念の為、さらに別のカメラで教師の後ろから画面が写るように撮影しておくとさらによいです。