オンライン授業の実施における基本的な考え方を記載しています。授業を継続的に実施できるように最低限のオンラインで授業できるモデルを構築し、教員、学生のスキルに応じて段階的に導入できるようにしています。
オンライン授業
ライブ型
学生参加ライブ
同一教室及び遠隔の両方で学生が参加している授業
放送ライブ
教師が授業し、学生は遠隔のみで参加する授業
オンデマンド型(録画配信)
教師が板書等をしながら授業した映像を録画して、学生が任意のタイミングで閲覧する授業で学習管理システム(LMS)を使って授業全体を体系的にまとめ、学習状況を可視化する。
課題提出型
教師が課題を配布し、学生が回答を作成し提出、教師が評価を返却する授業
統合型
他の型の授業方法を内容に合わせて組み合わせて実施する授業
面接授業(通常授業)
講義
実習、実験
これまでの授業の方法からオンライン授業による方法に4つの段階でステップアップしていくことを目指します。教員のスキルに応じた段階からスタートします。
アナログツールを使った最小限の授業
掲示板や提出箱、紙による資料やレポートの受け渡しを行い授業を実施します。郵送による方法も考えれられますが、基本的に学校へ登校する必要があります。
基本的なICTコミュニケーションツール
メール、チャット、ネット掲示板などの基本的なICTコミュニケーションツールを活用して授業を実施します。オンライン上で全てが実施でき、登校しなくても授業を継続できる最低ラインのオンライン授業です。すべての教員、学生がこの段階まで到達することが目標です。
学習管理システムの活用
学習管理システムを使って授業を実施します。学習管理システムでは授業に参加する教員、学生をメンバーとして登録し、出席確認から課題の提示、提出、評価までの一連の流れを行うことができます。授業を体系的にまとめ学習状況を可視化します。
ライブ授業
ICTツールをフル活用して授業を実施します。Web会議システムなどを用いてリアルタイムに教員が授業を行うため対面による授業に近い形で行うことができます。ただし、学生の様子がわかりにくいので配慮が必要です。
1コマ90分の授業を進度に応じて3つのフェーズに分けて考えます。
課題の提示(第1フェーズ)
講義を行ったり、資料を配布し解説したり、課題を提示します。授業の目的、課題等の評価基準についてもあわせて提示します。
活動(第2フェーズ)
意見交換を行ったり、学生が課題の回答、レポートの作成を行います。質問応答で理解を深めます。可能な限り時間割で決められた時間に行います。
評価(第3フェーズ)
授業で活動した内容について教員が評価をします。評価に当たっては最初に提示した目的、評価基準と照らし合わせて行います。個別の評価が難しい場合には、総括評価を行います。
授業時間内に実施
評価は授業時間後に実施
活動のみを授業時間に実施
※すみやかに →授業後7日以内