就職とは
就職とは
後輩へよせることば
拝啓
時野谷先生、ありがとうございます。
早速拝見させて頂きまして、仕事柄「就職活動記録」や「就職活動日誌」は特に読ませていただきました。今の学生の皆さんの就職活動に対する考え方や動き方など非常に参考になりました。
ここで後輩の皆様に学科の先輩として、また人事担当のアドバイスとして参考となればと思い、書かせていただきますので何かの折にでも学生に話していただければ幸いです。
現在私は、技術系のアウトソーシングの会社の人事をしていますのでどちらかというと理系の学生とお話することが多いのですが、文系の学生と比べ、動き方が随分違うように感じました。私の印象は文系の学生は、内定を出してもすぐ辞退してしまうというところです(技術系の会社だからかも)。
印象的だったのは会社説明会と筆記試験を同時進行で行うことに戸惑っている学生さんのお話です。現在、多くの会社がその方式を採っています。(私の会社もそうです。)まず、採用を手控えている会社も多い(メーカー等)ことから軒並み新卒採用をする会社の応募者の数は増えております。
採用担当者も人数が限られ、時間も限られていますので何度もお会いする余裕がなく、また、対経費の面から会社説明だけに時間と場所を使うのは難しくなっております。ですから、合同企業説明会に出来るだけ多く参加し、そこで選考方法を聞くとよいかと思います。
面接では「あくまでも自己アピールの場」だと認識すべきです。人事が内定を出したい人、それは、自分自身をしっかり分析し、しっかりとプレゼンテーションできる人物です。(特に営業系。)今後プレゼンテーション能力は必須となります。
また、就職浪人をしてでもと書いてある方がいましたが、人事担当者は就職浪人はまず採用しません。
また、一つの会社に最低3年は在籍していないと転職はまず難しいでしょう。
私個人ですが、何社(3社以上)も内定をもらっている人には内定はだしません(優柔不断と考える為)。
就職に関しては日頃授業で培われた情報収集力、情報分析力で勝負は決すると考えます。
長くなりましたが、後輩の皆さんが全員自分の能力を発揮できる会社に就職できるよう期待しております。それでは失礼致します。
敬具
時事問題への対応
時事問題の実力養成サイトでは、「日本と世界の検索サイト」の中の
時事通信社の、時事ドットコム
を欠かさず読んでください。就職に関連して特に重要なサイトで、この2つサイトで時事問題の基本は十分といえます。
後はそれぞれの新聞を読み、新聞社の時事問題、ニュース、メディア・イベントへの評価、視点の違いを知ることです。総合雑誌や書籍を読み、またテレビのニュース、報道番組を見、人と議論をし、これらをもとに自分で考えることです。
時事問題を入社試験で重視するのは、社会人として広い視野を持つ人材を求めているからという観点があります。