インドネシアの研究で大変お世話になりました
荒川祐太郎(GFES)
大学院在学中、1年次前期の授業後に週一回、インドネシア語をご指導いただいた笹岡さんのご逝去の報に接し、深い悲しみとともに、謹んで哀悼の意を表します。
笹岡さんは常にエネルギーに満ち溢れ、快活で、周囲を明るく照らすような存在でいらっしゃいました。一方で、非常に思慮深く、人の話に真摯に耳を傾け、的確かつ温かい助言をくださる方でもありました。
私の研究は、インドネシアのラタンに関するものでした。研究を始めたころ、調査で現地を訪れ、収穫量の著しい減少に直面し、「こんなに収穫者も仲買人もいなくなっているようであれば研究にならないのではないか」と研究の方向性に迷いを感じていたことがありました。調査終了後、ジャカルタにて笹岡さんにお目にかかる機会をいただき、焼肉をご馳走になりながら、親身にご助言を賜りました。「どうして変わってしまったんだろう?どう変わってしまったのだろうか?もっと広い視野で向き合ってみたらどうだろうか」とのお言葉は、私の迷いを払拭し、研究を続ける勇気を与えてくださいました。
笹岡さんのご厚意とご教示は、今も私の学びと人生の指針となっております。心より感謝申し上げるとともに、笹岡さんのご冥福をお祈り申し上げます。