Tiger I (turret number 131) of the Borvington Tank Museum
Tiger I (turret number 131) of the Borvington Tank Museum at the Tank Fest in June 2016.
All photos were taken by Panzerfibel and with the kind permission of the Borvington Tank Museum.
Cupola
Tiger 131のキューポラに対する攻撃が行われたことが跳弾痕で判る。
以下の2つのケースは東部戦線の事例である。
ソ連軍では、キューポラは常に攻撃で狙うべき弱点であると通知されていた。
ケース1: ドイツ戦車 Tiger-VI の弱点と戦い方
ソ連軍兵士に配布されていた対Tiger Iの攻撃指南書に、Tiger I の弱点を狙えと絵付きで説明され、キューポラはその弱点の1つとされていた。
https://panzer-fibel.blogspot.com/2023/04/russian-leaflet-how-to-fight-against.html
ケース2: s.Pz.Abt.503, Zabel少尉よる1943年2月ロストフ西方における戦闘報告書 より
「... しばらくして、4.5cm対戦車砲弾が戦車長キューポラに命中した。覗視孔ガラスブロックを固定していた留め具が飛んでしまった。ガラスブロックはしっかりと動かなかったが、爆発の火炎ガスの影響で視界が無くなった。戦車長キューポラへの2発目の命中で、砲塔天井の留め具が外れて戦闘室に落ちた。戦闘室には火薬の煙が立ち込め、高温が発生していた。装填手ハッチは多少詰まっていたため半開きになっていたが、戦車の砲弾が何度も命中したため、そこの留め具もすべて飛び散ってしまった。このハッチは、戦闘が終わった時にバールでしか開けられない状態になっていた。戦車長キューポラには、4.5cm対戦車砲が2発、対戦車ライフルが約15発被弾していた ...」
戦闘後のZabel少尉 Tiger Iのキューポラ
Visor blocks.
車体前面 装備品 Shovel
Shovel 先端の刃先が、車体側面装甲"ほぞ"と前面装甲との溶接孔に当たっている。
Tiger I 操縦手席
車内の撮影は Borvington Tank Museum の許可を戴いている。
Tiger 131 の Richtungshebel 方向切替レバー には F 前進、N ニュートラル、R 後進 と ペイントされているが、これは英語で描き直されたものであり、オリジナルではない。
オリジナルの状態の方は下図である。
V = Vorwärts: 前進
L = Leerlauf : ニュートラル
R = Rückwärts: 後進
方向切替レバーを操作すると、レバーと連動したシャフトに付いた指示具でV、L、Rの操作が視認できる。
Image source: D 656/23.
ハンドブレーキ
操縦席左に位置する
操縦席の足元
メンテナンスの為に、ステアリングギアボックスからファイナルドライブへのシャフトを外した状態。
右側のファイナルドライブ
ファイナルドライブのカバーを外した状態。
博物館で日々メンテンナンスされているコンディションですら、戦車を稼働させていると、かなりの汚れが付着する事が判る。
転輪の取付けスクリューの緩み止めプレート
車体後背 付属品 ジャッキ
誘導輪