こんにちは~Xin chào! 新しくライターに仲間入りしました、ベトナム語科2年生です!
さて今回、はじめての記事に何書こうかな~と考えていました。去年の夏に語科全員で行ったベトナム、それともヨーロッパ、国内旅行、、あれもこれも書きたーいっ!けれど、それはこれからのお楽しみ。今回はあえて、海外旅行ではない、国内旅行でもない。もはや旅行でない。
築地市場レポ~!!
豊洲への移転をめぐって現在大きく注目を浴びている築地市場。いつまで開場しているか分からないから、今のうちに行ってしまおう!おいしい海鮮丼食べたいし!ということで、行ってきました。
【スケジュール】
a.m.1:00 勝どき駅近くのファミレス集合。コーンスープ一杯で夜を明かす。
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a.m.3:00 築地市場へ!ここから待ち時間が長い…
市場のおじさんの説明を聞く
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a.m.5:50 マグロのせり見学スタート
場内・場外の卸問屋をうろうろ見てまわる
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a.m.7:20 豪華なモーニング!新鮮度180%の海鮮丼 (これが自分的メイン)
写真1: a.m.3:00の築地大橋から望む築地市場。東京タワーが見える!(撮影: 大石高典)
築地市場では、驚いたことが3つありました。
まず1つ目は、見学者が本当に外国人ばかりだということ。
彼らはヨーロッパ系、インド系、中国人、東南アジア系など、様々。話してみると、このせりを見たいがためにはるばる日本を訪れた方もいるようです。見学者120人のうち、日本人はなんと私たちだけでした。
衝撃を受けたことに、作業着にキャップ姿でマグロの説明をするおじさんは英語がぺらっぺら!しかもちょくちょくジョークを入れてきて、かなりウケている。逆に日本語の説明は一切なく、いきなり外国に来たような印象を受けました。インターナショナルだなぁ、TSUKIJIという表示がしっくりきそう。そんなおじさんに負けていては
「外大生なんだ~じゃぁ英語ぺらぺらなんだね!!」
「いや~そんなことないよ(汗)(汗)」
というやりとりをこれからも繰り返すことになるのですね、悔しい。
ということで、思いがけず英語へのモチベーションがアップしました。
2つ目は、マグロのせり。
リンリンリンリンリン~~リンリン~~というけたたましいベルの後、
「いぇーーーーささささーーぁうぉーーーーーーーーーーーーーいぁーーーーーーーーーーiwjs;paws8wyu39skr7do46\;******r9ahhs:w^fo8r302はいよぉーーーーーーー262626262626263番3番3番3番3番3番3番3番2222222252525252525252525~~~~」
と念仏並みの良い声で、いよいよせりがスタート。
今度は日本語のはずなのに、内容はほとんど聞き取ることができませんでした。
ところで業者の方は、一本一本切り口を指でぬぐい、脂の乗り具合をみて評価するらしいです。水っぽすぎても駄目、脂っぽすぎても駄目。まさにプロ技ですね。
写真2: マグロのせり真っ最中(撮影:河合摩南)
写真3: カマのような道具で切込みを入れ、脂の程度を調べます (撮影: 大石高典)
写真4: 値段が決まったマグロから、カマでずるずる引っ張られ区分されていきます。(撮影:河合摩南)
そして3つ目には、スチロールを大量に乗せたセグウェイのような運搬車が市場じゅう、魚を運びまわっていたこと!これはターレットトラックといい、全国の市場や工場、倉庫、鉄道駅の構内などで荷物運搬用に使用されているらしいです。
これが、結構な速度で、お互いに譲り合いの精神など欠片もない。道を横断するのにも命がけな感じ、まるでベトナムにいるようでした。場内歩き回るときあまりに必死すぎて写真など撮っている余裕がなかった旨、ご了承ください。
市場内・場外には何百件もの問屋が軒を連ねています。扱う品は、王道のマグロからタコ、イカ、くじらベーコン、カニ(直径80cmくらい、まだ生きている..!)、野菜、果物、干物、わらびもちにイチゴ大福、さらには量りやサランラップ、築地限定ご当地グッズなど様々。試食できるところもたくさんありました\(^^)/
この日の午後に開催予定だった鍋パーティーに備え、ここではクエやアンコウを購入。
写真5: 聞きなれない野菜がたくさん(撮影:大石高典)
写真6: 屋内(場内市場)の問屋街。風情ありますね。(撮影:大石高典)
写真7: 有志製作・コラーゲンたっぷりお肌ぷるぷる鍋^^(撮影:河合摩南)
そして徹夜明けの重たい目をこすりこすり、とれたて海の幸をこれでもか!というくらい豪勢に乗っけた海鮮丼をお腹いっぱい食べて、築地市場を後にしたのでした。
写真8: 私の食べた海鮮丼。エビのおいしさに感動(撮影:河合摩南)
写真9: ひつまぶしも人気のようです!(撮影:大石高典)
「築地?魚屋さんが集まってるとこじゃないの?」
ただそれくらいのイメージしか抱いていなかった築地市場。しかし実際に言ってみると、未明に始まる納品からせり、販売、労働者の朝食、今日の晩ご飯の買い出し、観光、デートコース..など、様々な用途として捉えることができました。
今年11月に場内が移転、とされていた築地市場ですが、まだ当分の間はしないようですね。しかし冒頭でもいったようにいつまで開場していてくれるのかは分かりません!
取引金額世界最大ともいわれるほど活気のある築地市場、今のうちに足を運んでみてはいかがでしょうか?
※この記事は、TUFS情報紙『Wonderful Wander』に掲載されたものを、著者の許可のもと転載したものです。
最終更新:2018年6月18日