R02/08/28
R02/09/03 注記を記載
何日か試した結果、この方法はあまりに煩雑に過ぎることがわかりました。想定通り動かすにはチェックすべき項目が多すぎました。
換気によるCOVID-19 対策と消費電力削減によるエコロジーの両立には換気量の制御は無駄ではないので、他の方法か運用方法の改善を考えたいと思います。
macOS Catalina 10.15.6
Server 用途などでSleep させないMac(当家ではMac mini 2011。Time Machine Server 用なので一年中Sleep させません)
tp-link HS105
Mitshbishi EX-25LFH
Lingon 3 3.1.4
tplink-smartplug: https://github.com/softScheck/tplink-smartplug
只今のコロナ禍のおり、部屋の換気は大切です。なので換気扇(EX-25LFH)を人が居る昼間は常に動かしていました。
そこで換気回数(air changes per hour)を、部屋の体積から計算してみると6 times/(h) にも達することがわかりました。
これだとさすがに冷暖房負荷が高いのではと思い温湿度を観察してみたら、かなり冷房機ががんばっているような数値が読み取れました。
そこで換気回数(air changes per hour)を3 times/(h) 程度に調整するためにtp-link HS105 を使い換気扇を「10 分、動かし、10 分、止める」ことに挑んでみました。
思いついた方法が「Launchd で20min に一度、HS105 を10min 動かすように仕掛ける」です。これなら先の「10 分、動かし、10 分、止める」になるはずです。
20min に一度、起動させるShell Script が下記。私はファイル名は「HS105Countdown.sh」にしました。
#!/bin/bash
python /Users/apple/tplink-smartplug/tplink_smartplug.py -t 10.0.1.62 -j '{"count_down":{"delete_all_rules":null}}'
python /Users/apple/tplink-smartplug/tplink_smartplug.py -t 10.0.1.62 -c on
python /Users/apple/tplink-smartplug/tplink_smartplug.py -t 10.0.1.62 -j '{"count_down":{"add_rule":{"enable":1,"delay":600,"act":0,"name":"turn off"}}}'
上記は、bash に「フルディスクアクセス」を与えています。zsh では試していません。
Launchd 用のplist が下記。これがLingon 3 で作成しています。私はファイル名は「HS105Countdown.plist」にしました。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Label</key>
<string>HS105Countdown</string>
<key>ProgramArguments</key>
<array>
<string>/Users/apple/Documents/HS105Countdown.sh</string>
</array>
<key>StartInterval</key>
<integer>1200</integer>
</dict>
</plist>
<!-- @@@@LingonWhatStart:/Users/apple/Documents/HS105Countdown.sh@@@@LingonWhatEnd -->
上記二つのファイルを「HS105Countdown.sh」はDocuments フォルダに、「HS105Countdown.plist」ファイルは「/Users/apple/Library/LaunchAgents」に。HS105Countdown.sh には実行権限(chmod command)を与えられいます。
二つのファイルを配置した後、(例えば)下記のコマンドをターミナルで実行します。ちなみにMac はスリープさせずに又、ログインしている必要が有ります。
launch load /Users/apple/Library/LaunchAgents/HS105Countdown.plist
停止は、下記。
launch unload /Users/apple/Library/LaunchAgents/HS105Countdown.plist
ただし、換気扇が動いている場合は上記では止まりません。すぐに止めたいなら追加で下記。(動いていても10 min 以内で止まりますが。)
python /Users/apple/tplink-smartplug/tplink_smartplug.py -t [HS105 のIP アドレス] -c off
注意点 :
三菱に確認したところ、一日50 回程度の起動と停止を想定しているとのこと。10min 間欠起動を続けると、Fan の製品寿命が縮む可能性が高いです。
ただし、正常に動いているなら「発火」などはの致命的な事態は起きないらしいです。
またInternet を検索すると論文では、室内で飛沫核は6 times/(h) の換気で99% 減少するのに「30 min」必要との事ですが、厚生労働省が商業施設などでは「2 times/(h)」で良いとの事なので今回は「3 times/(h)」を狙ってみました。
換気扇の劣化を遅くするために、今後の改善点としては冷暖房負荷が高い時間(例えば13 時から19 時とか。)には間欠運転をして、9 時から13 時までは(例えば、)Launchd の機能を使い単純に連続運転するなどが考えられます。今回のハードウェアだけではできませんがカメラを併用して画像認識から人が居ない場合は「30 min 連続運転して停止」(30min の論拠は6 times/(h) なら30min で99% 飛沫核を減少できるため。)なども考えられます。
ちなみに熱交換可能な換気扇なら6 times/(h) でも、もっと多く(12 times/(h) とか。)てもかまわない可能性も有ります。ただしロスナイの場合は吸排気口が近接しているとウイルスに対する換気としては、注意が必要かもです。