<第20回>
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの
「野球データ分析活用入門講座」
統計学者・鳥越規央さんから教わる
セイバーメトリクス、最初の一歩
これだけはおさえておくべき、打者・投手の指標
開催日時:2025年12月19日(金)20:00-21:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー形式)
参加:無料(事前登録制)
本講座の参加者アンケートにおいて、毎回、最も高い関心を集めるテーマが「セイバーメトリクス」です。野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法であるセイバーメトリクスは、いわば野球のデータサイエンスであり、長年の経験や感覚に頼りがちだった野球界の常識を、客観的な数字と論理で捉え直そうという機運が日本の野球界においても高まっています。
そこで第20回目となる野球データ分析活用入門講座では、日本におけるセイバーメトリクスの第一人者で、関連する著書も多数ある統計学者の鳥越規央さん(江戸川大学客員教授)をゲストに迎え、「セイバーメトリクス、最初の一歩~これだけはおさえておくべき、打者・投手の指標」をテーマにお話を伺います。
「チームが勝つために、プレーがどれほど“得点”に寄与したのか?」
セイバーメトリクスでは打撃・投球・守備など、すべてのプレーは得点につながる“価値”として測定でき、これを定量化することで、チームが本当に勝つために重要な選手・プレーを見極めることができます。
今回のセミナーでは鳥越さんにセイバーを理解するうえで知っておくべき前提の知識や、これだけはおさえておくべき指標を打者・投手別にやさしく教えていただく予定です。
とくに打者編では、打球の質(打球速度・打球角度)から、その打球がどれだけ得点価値につながるかを示すxwOBA(期待加重出塁率)や、投手編では本塁打を除くフェアゾーンに飛んだ打球が安打になった確率を表す被BABIP(インプレー被打率)などの指標を取り上げ、それがなぜ野球の本質のうえで重要か、MLBやNPBのデータなども紹介しながらわかりやすく説明していただく予定です。
また最後にはセイバーメトリクスをアマチュアチームや個人などの現場でどのように活用すべきか、指導者や選手、学生アナリストにも参考になる情報についても言及いただきます。
セミナー本編1時間のあと、最後の30分は質疑応答の時間も設け、参加者の疑問に鳥越さんから直接回答していただく予定です。
■こんな方におすすめ
・データ活用したい指導者・選手・アナリスト等
・パフォーマンス分析を行いたいチーム関係者
・最新のスポーツテクノロジーに関心のある方
<開催日時>
・2025年12月19日(金)20:00~21:30
<会場>
・オンライン開催(Zoom ウェビナー形式)
※参加者の皆さまの画面、音声が共有されることはありません。
※お申込者には開催日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛に参加方法をご案内いたします。
※「受講票メール」が届かないことや迷惑メールフォルダなどに振り分けれてしまう可能性があります。
※開催前日までに「受講票」メールが届かない場合、迷惑フォルダをご確認いただいたうえで、運営事務局までご連絡ください。
運営事務局:kibita@bbanalyticscourse.com
<定員>
・200名
<参加費>
・参加無料(事前登録制)
スピーカー
統計学者/江戸川大学客員教授
「セイバーメトリクス」(※野球等において、選手データを統計学的見地から客観的に分析し、評価や戦略を立てる際に活用する分析方法)の日本での第一人者である。野球の他にも、サッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行なっている。また、統計学をベースに、テレビ番組の監修や、「AKB48選抜じゃんけん大会」の組み合わせ(2012年、2013年)、「AKBペナントレース」の得点換算方法の開発など、エンターテインメント業界でも活躍。
野球ライター/編集者
1994年に八千代エンジニヤリング株式会社(建設コンサルタント会社)に入社し、エンジニアとして主に都市計画、宅地造成等に関する調査、計画、設計業務に従事していたが、2002年に退社。フリーのライターとして活動を始め、2003年からは『野球小僧』(白夜書房)の編集部員を務めながら、野球のプレーのタイムを計測する「炎のストップウオッチャー」を連載。2012年に再びフリーとなり、野球関係の記事や書籍構成など幅広く担当している。2014年より『球辞苑』(NHK-BS)に出演。その傍ら、アニメ・声優のインタビュー記事を手掛けることもある。
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座」とは?
データ分析、最新テクノロジーに関するノウハウや情報を発信し“野球DX人材”の育成を応援
近年、野球を取り巻く環境が大きく変わってきています。特にトラックマンやラプソードといった計測機器の普及により、データ分析・活用方法などが向上し、チーム運営への活用如何によって成績にも隔たりがではじめてきました。今後も野球のDX化、ビッグデータ化はさらに加速すると予想され、そうしたデータの活用、最新テクノロジーを使いこなす知識・スキルのある、なしによって二極化が進み、選手の能力やチームの成績はさらに差が広がっていく可能性もあります。
今後、指導者はもちろん、選手についてもこれまでのような<経験>や<感覚>だけにとどまらず、データという客観的な情報を活用しながら課題を理解し、どのようにパフォーマンスを上げていくかという“データリテラシー”の向上が求められるとともに、データアナリストや選手とのコミュニケーションを図るコーディネーターなども必要と言われますが、そのニーズに対して圧倒的な人材不足となることが予想されます。また野球を通じてデータを分析した結果に基づき意思決定・問題解決していく経験や、それによって養われる「データ分析・統計思考」は、今後も一般社会においてますます必要となるデータサイエンスや企業で必須となるデータドリブンの考え方、その入り口となる知識やスキルにもつながり、野球をやることの魅力のひとつになるかもしれません。
そこで炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座~最新テクノロジーを使いこなして強豪チームを倒せ!」では、野球におけるデータ分析・活用や最新テクノロジーに関する基礎知識、最新情報、具体的な活用方法などのノウハウ・情報を発信し、“野球DX人材”の育成を応援していきます。