<第12回>
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの
「野球データ分析活用入門講座」
立命館大学・初代アナリストの挑戦と改革
データでチームが変わる!大学野球の新しいかたち
オリックスのアナリストに就く田原鷹優さんに学ぶ
開催日時:2025年2月26日(水)20:00~21:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー形式)
参加:無料(事前登録制)
※アーカイブ配信はありません
(開催日以降は有料コンテンツなります)
参加お申込みの受付は終了いたしました。
第12回目となる「野球データ分析活用入門講座」では、立命館大学硬式野球部の初代アナリストとしてデータ分析班を自ら立ち上げ、チームの強化に貢献、今年からオリックス・バファローズのアナリストに就任することが決まっている田原鷹優さんをゲストに迎え、データ分析を活用した大学野球におけるチーム改革の実体験を伺います。
田原さんは立命館大学の2年時に、怪我をきっかけに選手としての道を断念。しかし、得意の数学を活かし、独学でデータ分析を学びはじめ、創部初のアナリストとしてチームを支えるデータ分析班を新設。データ分析の前例がない中、試行錯誤を繰り返しながらゼロからのスタートでチーム内にデータ活用の波を創り出していきます。
統計学をもとに選手の能力やチーム戦略を客観的に分析する「セイバーメトリクス」の観点を取り入れ、自チームや対戦相手の特長を解析。さらに条件が限られるなか人脈や大学の制度にも頼りながらラプソードを活用したトラッキングデータや管理システムによる体力測定などを導入。選手の特長をグラフや図でわかりやすく可視化してデータから読み取れることを解釈して資料で提示したほか、数字からわかること、そうでないことも包括的に伝えるように工夫。こうした取り組みにより選手たちの客観的な評価が可能になり、当初はデータ活用に懐疑的だったチームの意識も徐々に変化していきます。
大学院ではスポーツバイオメカニクスの研究を続けながら、外部アナリストとしてチームのサポートを継続。データ分析を通じてチームの目標である全国制覇を目指してきました。さらに、昨年11月の第3回プレミア12では、日本代表・侍ジャパンのデータ担当スタッフとしても活躍。12月に開催された第2回日本野球学会では「UCM解析による打撃動作の関節間協調の解明」の発表で「一般の部」の最優秀賞を受賞するなど、大学院における研究でも成果を挙げています。そして今シーズンからは、オリックス・バファローズのアナリストとして新たな挑戦をスタートさせます。
今回のセミナーでは、大学野球においてアナリストとしての道をゼロから切り拓き、データ活用によるチームの強化や意識改革に取り組んだ経験をもとに、
・チームのなかでアナリストとして具体的に取り組んできたこと
・大学野球特有のデータ分析の難しさ/リーグ戦が中心の環境におけるデータ活用の工夫
・選手とのコミュニケーションの取り方
・データ分析がもたらした成果の手応え
・大学院での研究、野球学会における発表内容
など、これまでの取り組みを振り返りながら総括していただきます。
さらに、プレミア12での日本代表スタッフとしての経験や、オリックスでのアナリストとしての抱負、関係者との交流や人間関係の構築といったキャリア形成に関わる点についてもお話しいただく予定です。セミナー本編の1時間に加え、後半30分では田原さんにご質問ができるQ&Aの時間も設定します。
データ分析を活用してチームを強くしたいと考える指導者や選手、アナリストを目指す方々にとって貴重な機会となります。ぜひご参加ください!
<受講対象>
・データ分析活用について知りたい野球チームの監督・コーチ・選手・マネージャー・アナリストなど
・チーム関係者、選手をサポートする家族など
・この分野について興味、関心のあるすべての方
<開催日時>
・2025年2月26日(水)20:00~21:30
※アーカイブ(録画)配信の予定はありませんのでLiveにてご参加ください。
開催日以降は有料コンテンツとなります。
<会場>
・オンライン開催(Zoom ウェビナー形式)
※参加者の皆さまの画面、音声が共有されることはありません。
※お申込者には開催日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛に参加方法をご案内いたします。
※「受講票メール」が届かないことや迷惑メールフォルダなどに振り分けれてしまう可能性があります。
※開催前日までに「受講票」メールが届かない場合、迷惑フォルダをご確認いただいたうえで、運営事務局までご連絡ください。
運営事務局:kibita@bbanalyticscourse.com
<定員>
・300名
<参加費>
・当日の参加は無料(事前登録制)
スピーカー
1999年埼玉県生まれ。私立開智未来高等学校では、高3時に硬式野球部の創部に主将として携わった。
一年間の浪人生活を経て、立命館大学スポーツ健康科学部に進学。大学2年生の夏まで内野手としてプレー。けがをきっかけに、創部初のアナリストに転身。現在は、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科(博士課程前期)の2年生。
2024年11月の第3回プレミア12では、データ担当として侍ジャパンに帯同。日本野球学会第2回大会では、発表演題が最優秀賞を受賞。今シーズンよりオリックスバファローズにてアナリストを務める。
フリーランスライター
編集者
1994年に八千代エンジニヤリング株式会社(建設コンサルタント会社)に入社し、エンジニアとして主に都市計画、宅地造成等に関する調査、計画、設計業務に従事していたが、2002年に退社。フリーのライターとして活動を始め、2003年からは『野球小僧』(白夜書房)の編集部員を務めながら、野球のプレーのタイムを計測する「炎のストップウオッチャー」を連載。2012年に再びフリーとなり、野球関係の記事や書籍構成など幅広く担当している。2014年より『球辞苑』(NHK-BS)に出演。その傍ら、アニメ・声優のインタビュー記事を手掛けることもある。
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座」とは?
データ分析、最新テクノロジーに関するノウハウや情報を発信し“野球DX人材”の育成を応援
近年、野球を取り巻く環境が大きく変わってきています。特にトラックマンやラプソードといった計測機器の普及により、データ分析・活用方法などが向上し、チーム運営への活用如何によって成績にも隔たりがではじめてきました。今後も野球のDX化、ビッグデータ化はさらに加速すると予想され、そうしたデータの活用、最新テクノロジーを使いこなす知識・スキルのある、なしによって二極化が進み、選手の能力やチームの成績はさらに差が広がっていく可能性もあります。
今後、指導者はもちろん、選手についてもこれまでのような<経験>や<感覚>だけにとどまらず、データという客観的な情報を活用しながら課題を理解し、どのようにパフォーマンスを上げていくかという“データリテラシー”の向上が求められるとともに、データアナリストや選手とのコミュニケーションを図るコーディネーターなども必要と言われますが、そのニーズに対して圧倒的な人材不足となることが予想されます。また野球を通じてデータを分析した結果に基づき意思決定・問題解決していく経験や、それによって養われる「データ分析・統計思考」は、今後も一般社会においてますます必要となるデータサイエンスや企業で必須となるデータドリブンの考え方、その入り口となる知識やスキルにもつながり、野球をやることの魅力のひとつになるかもしれません。
そこで炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座~最新テクノロジーを使いこなして強豪チームを倒せ!」では、野球におけるデータ分析・活用や最新テクノロジーに関する基礎知識、最新情報、具体的な活用方法などのノウハウ・情報を発信し、“野球DX人材”の育成を応援していきます。