<第11回>
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの
「野球データ分析活用入門講座」
北海道日本ハムファイターズ・アナリストの田原康寛さんに聞く
プロ野球における最新事例
選手の可能性を引き出すデータ活用とは
開催日時:2025年1月21日(火)20:00~21:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー形式)
参加:無料(事前登録制)
※アーカイブ配信はありません
(開催日以降は有料コンテンツなります)
第11回目となる「野球データ分析活用講座」では、北海道日本ハムファイターズでアナリストを務める田原康寛さんをゲストに迎え、プロ野球における最新事例として、選手の可能性を引き出すデータ活用について伺います。
田原さんは、筑波大学大学院での研究を経て、トヨタ自動車硬式野球部のアナライザーとして経験を積み、2023年9月から日本ハムファイターズでアナリストを務めています。1年目となる2024年は主にファームにおいて選手の育成面を担当。選手のパフォーマンスデータの収集・分析・可視化を行い、その結果を選手やコーチ陣にフィードバックし、選手個々の技術向上やチーム全体の戦略策定に貢献しています。
日本ハムのファーム施設である「ファイターズ 鎌ケ谷スタジアム」には、弾道測定機器のトラックマンが設置されており、ボールの回転数や速度などのデータ分析を通じて、選手の動きや技術の改善点を明確にし、効果的なトレーニング方法などの提案を行っています。田原さんによるとファーム担当のアナリストの役割として「目の前の結果ではなく、常に自分の能力を発揮できたか、KPIベースで振り返って毎試合ごとに選手にフィードバックしています。いい選手とは何か?例えば1軍に上がって定着する選手と、すぐにファームに戻ってきてしまう選手では何が違うのか?トラックマンなどで収集したデータ上からも分析しています」といいます。
田原さんは日本ハムに所属する前には社会人野球の名門、トヨタ自動車硬式野球部でもアナライザーとして活躍。主に自チームの分析を担当し、Rapsodoなどの測定機器も活用して戦術分析や選手育成に尽力。2022年には日本選手権優勝、2023年は都市対抗優勝にも貢献してきました。プロの世界に入ってから選手とコミュニケーションを取るうえでは、「社会人野球の選手と違って高卒1年目で入団してくる選手は理解力における差がある」と、ファームにおける育成面での難しさについても実感しているといいます。
今回のセミナーでは、北海道日本ハムファイターズにおけるファームでの取り組みを通じて、選手の動きを「数字」として捉え、戦略的に活用するアプローチ方法やプロ野球とアマチュア野球におけるデータ活用の違い、アナリストの役割と可能性などについて、田原さん独自の視点から最新事情について約1時間に渡って語っていただく予定です。後半30分では事前に皆さまから受け付けるご質問にも回答いただく予定です(ご質問は申込フォームに記載してください。お時間の関係ですべてのご質問にお答えできませんので、予めご了承ください)
監督やコーチなど指導者の方々はもちろん、選手・マネージャー・アナリスト、そのほかこの分野に関心のある方々のご参加も可能です。今回はアーカイブ動画の提供はありません(後日、有料コンテンツとなります)ので、ぜひLiveにてご参加ください。
<受講対象>
・データ分析活用について知りたい野球チームの監督・コーチ・選手・マネージャー・アナリストなど
・チーム関係者、選手をサポートする家族など
・この分野について興味、関心のあるすべての方
<開催日時>
・2025年1月21日(火)20:00~21:30
※アーカイブ(録画)データの提供はありません。
開催日以降は有料コンテンツとなります。
<会場>
・オンライン開催(Zoom ウェビナー形式)
※参加者の皆さまの画面、音声が共有されることはありません。
※お申込者には開催日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛に参加方法をご案内いたします。
※「受講票メール」が届かないことや迷惑メールフォルダなどに振り分けれてしまう可能性があります。
※開催前日までに「受講票」メールが届かない場合、迷惑フォルダをご確認いただいたうえで、運営事務局までご連絡ください。
運営事務局:kibita@bbanalyticscourse.com
<定員>
・300名
<参加費>
・当日の参加は無料(事前登録制)
スピーカー
京都府生まれ。中学生から野球をはじめ、高校まで硬式野球を経験。中京大学スポーツ科学部を卒業後、筑波大学大学院に進学し、修士号(体育学)を取得。専門はスポーツデータサイエンス。
2020年からトヨタ自動車硬式野球部のアナライザーとして活動。主に自チーム分析を担当し、RapsodoやGPSなどを活用して戦術分析や選手育成に尽力。2022年には日本選手権優勝、2023年は都市対抗優勝にも貢献した。
2023年9月から北海道日本ハムファイターズのアナリストを務めている。
フリーランスライター
編集者
1994年に八千代エンジニヤリング株式会社(建設コンサルタント会社)に入社し、エンジニアとして主に都市計画、宅地造成等に関する調査、計画、設計業務に従事していたが、2002年に退社。フリーのライターとして活動を始め、2003年からは『野球小僧』(白夜書房)の編集部員を務めながら、野球のプレーのタイムを計測する「炎のストップウオッチャー」を連載。2012年に再びフリーとなり、野球関係の記事や書籍構成など幅広く担当している。2014年より『球辞苑』(NHK-BS)に出演。その傍ら、アニメ・声優のインタビュー記事を手掛けることもある。
炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座」とは?
データ分析、最新テクノロジーに関するノウハウや情報を発信し“野球DX人材”の育成を応援
近年、野球を取り巻く環境が大きく変わってきています。特にトラックマンやラプソードといった計測機器の普及により、データ分析・活用方法などが向上し、チーム運営への活用如何によって成績にも隔たりがではじめてきました。今後も野球のDX化、ビッグデータ化はさらに加速すると予想され、そうしたデータの活用、最新テクノロジーを使いこなす知識・スキルのある、なしによって二極化が進み、選手の能力やチームの成績はさらに差が広がっていく可能性もあります。
今後、指導者はもちろん、選手についてもこれまでのような<経験>や<感覚>だけにとどまらず、データという客観的な情報を活用しながら課題を理解し、どのようにパフォーマンスを上げていくかという“データリテラシー”の向上が求められるとともに、データアナリストや選手とのコミュニケーションを図るコーディネーターなども必要と言われますが、そのニーズに対して圧倒的な人材不足となることが予想されます。また野球を通じてデータを分析した結果に基づき意思決定・問題解決していく経験や、それによって養われる「データ分析・統計思考」は、今後も一般社会においてますます必要となるデータサイエンスや企業で必須となるデータドリブンの考え方、その入り口となる知識やスキルにもつながり、野球をやることの魅力のひとつになるかもしれません。
そこで炎のストップウォッチャー・キビタキビオの「野球データ分析活用 入門講座~最新テクノロジーを使いこなして強豪チームを倒せ!」では、野球におけるデータ分析・活用や最新テクノロジーに関する基礎知識、最新情報、具体的な活用方法などのノウハウ・情報を発信し、“野球DX人材”の育成を応援していきます。