11月中頃、うっかり腰を痛めた。無理な姿勢でベッド上から床の物を拾おうとしたのである。
腰の痛みに気づいて近くのみなと病院に行った。この頃は自足歩行していた。病院ではレントゲンを撮り、「ギックリ腰ですね。1ヶ月後にいらっしゃい。」とあっさりしたものであった。
しかし事態は進行し、ベッドの上で起き上がれなくなってきた。トイレに行くにもナースコールで車椅子を呼ばなければならない。ある時など、トイレに行こうとして立ち上がれず床の上に放り出されたように投げ出され、ナースコールに手が届かず、途方にくれた。
施設でも心配して専門病院を探してくれた。千葉市内の三橋明正病院である。
ここの治療は患部の腰椎にセメントを注入し、そのセメントが固まるのを待つのだという。聞くだに怖しい。
しかし他に術はない。
入院し、全身麻酔の中で手術を受けた。11月28日であった。医師名は田畑祐輔。
手術は成功し、順調に回復しているという。しかし痛みでクシャミも出来ず、確認のためのX線撮影のベッド移動が地獄の恐怖であった。
ようやく今は痛みは去り、リハビリに入っている。この間の筋力の衰えは驚くべきほどである。わずか数歩が歩けない。
12月22日の退院を目指している。
諸兄諸姉よ、ギックリ腰を侮る勿れ。
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