SEO対策と分析

1.Googleサイトで作成したWEBサイトが検索してもヒットしないことが多い!

新しく作成したHPが検索エンジンでヒットするには、一定の時間は必要です。そのつもりでしたが、以前作成した「Googleサイト学習会」のHPは、「Googleサイト」も「学習会」も一般的に使われる名称ため、2年近く経過してもGoogleではヒットしていません。同様のことが市内の地域団体からも報告がありました。

地元市内でNPO団体のHPを調査したことがありましたが、約100団体の情報を分かっているURLとは別に団体名称で検索すると上位ヒットする名称とヒットしない名称があると感じました。それが、一般的に使われいる言葉や文字列はヒットしにくいと言うことです。

注:そうなんですが、実は「Googleサイト学習会」に報告あった地域団体のHPともマイクロソフトのedgeでは上位にヒットします。

Googleに投稿したものです。同様の質問が6件あるようです。

理由は、これかも!

ドメンイン検索でGoogleとedgeで調べてみました。「sites.google.com」のサイトは、Google検索では約42,500,00件に対して、edge検索では約34,600件と圧倒的な差があります。これだけ差があるとGoogle検索で上位にくるのが難しいかもです。(名称などの要素だけで)

ただし、「site:」検索でもヒットしているかどうかみるには「Google Search Console」でとありました。

2.SEO対策

Googleなどのロボット型検索エンジンでは、クローラーで巡回情報収集・分析解析・優先順位付けされます。この優先順位を上げる工夫「検索エンジン最適化」がSEOと呼ばれています。通常はHPのHtmlのメタタグなど色々な工夫をします。

Googleサイトでは、SEO対策としてメタタグを入れるなど、HTMLを編集することが出来ません。

優先順位を上げるには、「コンテンツの充実」=沢山のユーザーが見ている、しかないようです。

3.SEO分析

NPO・地域団体であっても、作成したHPのアクセス状況やよく見られているページはどれか等々、HPの有効性や改善のヒントを見つけるための分析は必要です。

Googleサイトでは、Googleが提供している分析ツール=Google Search ConsoleGoogle Analyticsと連携・活用することで、簡単にHPの分析情報を得ることができます。

Google Search Consoleは、検索キーワードの把握やHPの問題点の分析、Google AnalyticsはHPにアクセスした利用者のHP内の動向を分析するためのものです。この2つのツールの連携により、「閲覧数、閲覧の多いページ、HPへのアクセル経路、他のサイトからのリンクによる閲覧」などHPを作り運営する上で参考となる情報がGoogle Search Consoleの新しい機能から簡単に見ることができるようになっています。(Search Console Insights が2021年6月から提供されています)

このHPでは、6月24日のイベント情報を前週に掲載していました。その週明けから閲覧者が多くなり、前日当日が閲覧者数が多くなっています。右側ではトップページが511回、開催案内が183回閲覧されていることがわかります(過去28日間)。

アクセス経路では、「直接」が92%と殆どであり、チラシやパンプレットのQRコードからのアクセスと解釈しています。参照元は3%と少ないのですが、その元が右側のひらかた市民活動支援センターからとなっています。丁度センターのボランティア体験活動応募者が閲覧してようです。

4.設定手順

Google Search Console(以下「サーチコンソール」とします。)を利用するには、その前にGoogleサイトで作成したHPが認証されていることが必要になります。

その認証に必要なものが、HPの測定IDです。これにはGoogleアナリティクス(以下「アナリティクス」とします)で測定IDを取得することになります。

取得した測定IDをGoogleサイトのHPに設定することで、認証されます。

①アナリティクスを使って測定IDの取得

②GoogleサイトのHPの設定で測定IDを設定

③サーチコンソールで認証確認

5.Google Analytics

「Google Analytics」はWEBサイトの分析ツールですが、ここでは、Googleサイトの証明用の「トラッキングID」を取得するために利用します。

Googleアカウントでログイン

「Google Analytics」で検索して、Googleアカウントでログインします。

https://marketingplatform.google.com/about/analytics/?sjid=995060657790398032-AP

(下図)「ようこそ」画面の下「さっそく始める」をクリックします。 

注:2023年7月にGoogleアナリティクスプロパティの変更があり、そのためと思いますが、ログイン画面が変化しています。また、現在インターネット上の情報も以前のものが多いようです。

②アカウントの作成画

①アカウントの作成②プロパティの作成③お店のサービスの詳細④ビジネス目標⑤データの作成

アカウント名(アナリティクスのユーザー名)は適当な名前を入れます。

下の4項目中3つチェックマークが入っていますが、全てオフにしてもよいと思います。(専門的に使わないので、Googleにアクセス権を提供するだけになってしますので)

プロパティの作成

「プロパティ名」を「測定するサイトの名称が分かりやすいもの」いれ、タイムゾーンと支払いは日本と円に変更しておきます。(無料なので問題ありません)

お店のサービスの詳細=選択枝や人数は何でもよし

ビジネス目標=これも適当です。「ユーザー行動の調査」ぐらいかなぁ

この後利用規約の同意画面があります。

⑥データの収集

プラットフォームを選択=ウェブ」を選択するとデータストリームの設定になります。

データストリームの設定

測定するウェブサイトのURLを入力(Googleサイトの公開URL欄からコピー)し、ストリーム名=プロパティ名など適当な名前を入れます。ストリームを作成をクリックすると次の画面で完成です。

ストリームの詳細欄の「測定ID」が「トラッキングID」(Gから始まる英数字)になります。赤丸部分をクリックすると値をコピーすることができまます。

この後は、サーチコンソールとの連携を行うとより分析が効果的です。(「サーチコンソールインサイト」ページで説明しています

注:この画面では、実装手順画面もでますが、ここでは無視で大丈夫です。

6.Googleサイトでの設定

Googleサイトの設定(右上歯車マーク)をクリックし設定メニューを表示させます。

アナリティクスをクリックし、「トラッキングID・・」欄にアナリティクスで取得した測定IDを入力(アナリティクス画面からコピー貼り付け)します。その下のアナリティクスを有効にするに設定します。以上で設定完了。

Google Search Console

以下はGoogleのサポートページに記載されている説明文です。

「Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。」

https://support.google.com/webmasters/answer/9128668?hl=ja より

サーチコンソールでは、作成したHPが認証されているかどうかがわかります。(HPの存在をクローラーに伝える)

Googleアカウントでログイン

サーチコンソールを検索して、最初の入り口画面を表示させます。

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

今すぐ開始をクリックします。(Googleアカウントにログインしていないと、ログイン画面になります。)

②プロパティの追加

サーチコンソールへのようこそ画面です。

左側の「プロパティを検索」の▼をクリックし「+プロパティを追加」をクリックします。

URLプレフィックスの選択

「ドメイン」か「URLプレフィックス」の選択画面です。

「URLプレフィックス」でHPのURLを入力(Googleサイトの公開ページのURLをコピして貼り付け)します。

所有権の確認

HPのURLの「所有権の確認」になります。(事前に測定IDの取得が必要です)

「HTMLタグ」、「Google Analytics」、「Googleタグマネージャー」、「ドメイン名プロバイダ」の4つの方法があります。GoogleサイトのHPで利用できるのが、「Google Analytics」です。

ここをクリックして、測定IDをGoogleアナリティクスからコピーして貼り付けます。確認ボタンを押します。

少し時間があって、「所有権を確認しました」と帰ってくると完了です。なお、サーチコンソールからメール(Gメール)が届きます。 

この後、「プロパティに移動」して状況をチェックできまが、Googleが情報収集して反映されるまである程度時間がかかります。1週間以上経過後ぐらいからプロパティで情報チェックができると思います。プロパティのチェック方法は別ページで説明しています。

確認できないと、右下の赤色で帰ってきます。GoogleサイトのHPにアナリティクスの測定IDを設定してからある程度時間経過(1~2日)が必要のため、直に行うとこのような結果になることがあります。

GoogleサイトのHPをサーチコンソールで認証してもらう方法としてGoogle Analytics(以下「アナリティクス」とします)が必要になります。