屋根裏の熱気強制排気

屋根裏の熱気強制排気

わが家はセラミックの厚い壁に包まれた軽量鉄骨の家のため,冬は暖かく都合がよいが,夏になると熱がこもり冷房が欠かせない.

そこで,屋上に植物を植え屋上表面の温度上昇を抑えることを試みたが,いまひとつ効果がない.

いろいろ考えた結果,夏場は屋根裏の物置には熱くて入れないことに注目した.

晴天の日には,天井裏の金属製の梁は熱くて触れない程に加熱されている.しかも底面は階下天井の断熱材で下には伝わり難いため熱がこもる構造である.屋根の下の隙間から空気が入り屋根の上部の隙間から抜けるようになっているが,その程度では不十分である.

そこで思いついたのが強制的にこもった熱気を追い出す方策である.80mmの壁に大きな穴を開けて換気扇を付けるか,階下の天井に換気扇を付けてやれば効 果が期待できるがそれなりの工事を依頼する必要がある.その代替策として屋根裏物置の引き戸を少し開けてそこに窓用換気扇(後付け用)を付けてみた.

換気扇は25センチ,風量1002m3/hr,消費電力40Wのものを使用した.工事費は通販購入で5600円程度,換気扇のパネルは本体付属のもので済んだ.

物置の内部に向けて屋内の空気(窓等からの外気)を吹き込むと,天井裏の温度はすぐに低下し鉄骨製の梁も室温近くに低下した.

思わぬ副産物もあった.夜,換気扇を付けたままにしておき,階下寝室の窓だけをすこし開けておけば常に外気が入り,冷房の必要がなくなった.


追記 8月27日は最高気温34.4°であったが,28日朝6時の気温は23.2°であった.外気を入れれば冷房は必要ない.

ネットで調べたら,天井のダウンライトの穴を拡張して台所用換気扇を付けたという記事を見つけることができた.

また,屋根裏換気システムとして大手電器メーカーから販売されているので参考資料として紹介した.