製材所巡りon島根 ②/2019年5月

日本海を望む宿にて。夕日が綺麗!!こんな所に住めたらいいですね、毎日、癒され浄化されそう。。。

そして、迩摩林業さんに。色々な種類の広葉樹を取り扱っていて、とても沢山の樹種を見せて頂きました。欅、山桜、朴、楠、桑、栗、ヒバ、ムロ、などなど。一般的に広葉樹は、密度が高く堅くて、高級材であることが多く、化粧材や家具などに使われます。こちらの製材所では、基本的に天然乾燥、フローリング材は超仕上げで艶々、など、こだわりの制作をされています。仕上げには、モルダー仕上げ、サンダー仕上げ、超仕上げ、が代表的ですが超仕上げが一番精度が問われる難しい仕上げです。

楠(クスノキ)は、防虫効果もあり香料とされるもので、トイレに使うととても効果的。朴(ホオ)は、刃当たりがよく狂いも少ないのでマナ板によく使われる材ですが、こちらでは艶々のフローリングに。

桑(クワ)の木。辺材と心材の濃淡が大きく、経年変化で飴色になる。堅いので施工は大変だが、独特の光沢が美しく、框や敷台や天板によいと思います。。

栗(クリ)の木。狂いも少なく堅くて腐りにくい。昔は線路の枕木に使われていました。土台や床材に向いています。

ムロ(ネズミサシ)の木。ヒノキに似た香でした。樹脂分多く外での耐久性があるので、デッキ材などに使われます。

今回は、木に触れ、海に触れ、とても心も癒される旅でした。木は、見て触れて匂って、理解や愛が深まるものですね。そして、それによって、人間も自然への敬愛を育み、また日頃の都市での喧噪やストレスから解放される気がします。