午後は修学院離宮へ。
比叡山の西の麓の傾斜面に広がる広大な敷地。上中下の高さの違う場所に、かつ平面的にもスライドさせ、三角に、上御茶屋・中御茶屋・下御茶屋、が点在。この展開がダイナミック。造営時には模型を作ってこの配置を熟考したそうです。
敷地内には、複数の大きな門があります。しっとりした庭のある下御茶屋から、上へ抜ける出口である東門を開けると、門の外からは見えなかった比叡山の全景がドーンっ。
そこから松並木に挟まれた歩道を右へと中御茶屋に進みます。高揚感で写真を撮り忘れましたが松の間から、右には見下ろす棚田、左には見上げる棚田、という風景の中を歩くのは贅沢な散歩。
中御茶屋には意匠を凝らした客殿があります。
そこからまた東門までもどり、今度は上へ上がる松並木を通って上御茶屋へ。午後の西日が3月なのにちょっと暑いのも醍醐味です。
一二三石の土間で有名な隣雲亭へ上がると、それまで大刈込に阻まれ見えなかった西を見下ろす視界が、これまた、どーんッ。なるほどーと思いながら池の周りを一周。絶景です。