Concept

LOHAS・・・

Lifestyle of Health and Sustainability

ー地球にも人にも優しい暮らしをー

Health=心も体も健康に・Sustainability=持続可能な社会を目指して

目指すのは「和 LOHAS」

日本の生活や伝統文化は、海外から色々なものを取り入れ、今に合わせ取捨選択しながら変化し昇華し続いてきました。そして近年、昭和の敗戦後に大きな失意の中、日本が経済至上主義で生活インフラを急速に建て直し発展させ、また文化的にもグローバル化したのは必然の流れだったと言えるでしょう。今の私たちが便利に豊かに生活できているのはそのお陰です。ですが今、その流れに乗り進むだけでは行き詰っている様子が多々見られます。急速な変化の中で、得たもの失ったものを見直し、取捨選択の時期にきているのではないでしょうか。

持続可能な社会を目指すにも色々なアプローチがあります。衣食住について、新しいもの新しいものへ合理性だけを追い求め進んでいくのではなく、温故知新の精神で古いものの良さを見直し活かすということを考えていきたいと思っています。

こだわり①  なるべく自然素材を

昔は普通に使っていた、土や漆喰や無垢材などが使いづらい時代です。メンテナンスも手間がかかり、施工にも手間がかかる為コストも安くない。ですがそれを上回る良さがあります。経年変化が、新建材と違って、劣化でなく味になり風合いを増していく。長く良い状態に保つにはお手入れが必要ですが、それにより、古くなっても愛着が増していくというのは、建物が大事にされて長持ちする為に必要な要素です。そういう中での生活は、心にも多いに良い影響を及ぼします。傷がついたり汚れたり色が変わってきたり、それを受け入れお手入れしながら良い方向へ導いていく。建物も人も同じではないでしょうか。

また、最終的に土に還る素材をなるべく使うということが、地球にとっても一番優しい選択と考えます。

こだわり②  バランスの良い構造

建物の構造は木造において一番に大事です。

バランスが悪かったり無理をしている構造は危険です。安定感のある骨組みを主軸として形を組み、暮らしやすい間取りに調整していくことを基本と考えています。新築でも改築でも改修でも、まず、構造設計と耐震設計をきちんとして、暮らし方に合った間取りを設計していきます。体のバランスが崩れていると心に悪影響が出てくるように、建物も全体のバランスが崩れていると機能的に悪影響がでます。見た目の美しさや居心地の良し悪しにも、大きく影響してくるのです。これもまた建物も人も同じと思います。

こだわり③  土地に合った計画

日本では特に、土地土地で環境が大きく違います。

気温、湿度、方位、周辺環境、立地条件、それぞれの土地にあった家を設計することで、住み心地が大きく変わります。直接的機能として、土地の条件、気候の条件、をよく調査検討し、適切な温熱環境、耐震性能、を住まい手さんと相談しながら設計を進めていきます。また、間接的機能としては、室内にいても他人の視線は遮りつつ空や緑や庭などの自然に開いた空間を意識して、内側と外側をゆるやかに繋ぎつつ、室内にいても自然を感じられる家づくりにこだわっています。

こだわり④  和風をハイセンスに

日本には日本らしい和風を取り入れた家が合っているし、カッコいい!!!

ただ、人によって、「日本らしい」や「和風」は違ってきます。私は、シンプルな造りをした上で、遊べる部分を残し、住まれる方が心地よいと思える和風を御話合の中で確認しつつ、取り入れていきたいと考えています。日本らしい日本で作られた粋な素材を使ったり、畳のスペースを活かす空間を造ったり、床の間をオシャレに演出したり、和室と洋室の中間領域をつくったり、そのような提案をさせて頂いています。