Gemini(ジェミニ)は、Googleが開発した大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)をベースにした、対話型の生成AIです。
マルチモーダル対応、Googleサービスとの高い親和性、利用目的や性能に応じて無料版から有料プランまで複数のモデルを提供、などの特徴があります。
同様の生成AIには ChatGPT (OpenAI ) 、Copilot (Microsoft) などがありますが、Geminiは特に、マルチモーダル(文章、画像、音声、動画など複数の種類の情報を同時に理解し生成できる )に強いといわれています。
また、無料版で多岐にわたる機能を誰でも使える手軽さがあります。
各社の特徴は「生成AIの比較」を参照して下さい。
I was generated by Gemini.
Geminiアプリが起動したら「Geminiに相談」にプロンプト(指示文)を入力して、Enterまたは[送信]します。
以下のプロンプトで体験してみましょう。
家族3人で石垣島に行きたいので計画して
可愛い子猫のイラストを描いて
浴衣姿で夕涼みする京都美人を描いて
「銀河鉄道の夜」の読書感想文を書いて
Excelの合計関数と使い方を教えて
Wordで行頭を揃える方法は
※プロンプト行内での改行はShift + Enterキーで行います。
Geminiの使い方は簡単です。
Google Chromeのホーム画面右上隅の四角点々のアイコンをクリックして、一覧からGeminiを探してクリックする。見つからない場合はURLを入力して起動します。
Geminiの「Storybook」が2025年8月5日(現地時間)にGoogleによって発表されました。日本語を含む45以上の言語に対応しており、無料プランでも利用可能です。
「Storybook」とは、GoogleのAIであるGeminiのアプリで利用できる新機能です。この機能を使うと、プロンプト(指示文)や、アップロードした写真やファイルを使って、読み上げナレーションとイラスト付きのオリジナル絵本を生成することができます。
試してみました → 絵本を創る(Storybook) 素晴らしい、AIを使う楽しみが増えました
突然、無料アカウントのGoogleスプレッドシートにGeminiマークが表示されて、Geminiと連携できるようになりました。利用が許可されると画面の右上にGeminiアイコンが表示されて「Geminiに質問する」ことができるようになります。
わたしが、Googleドキュメントで文書を作成していたところ、AIが文書のスタイルを聞いてきてフォーマルな文書に書き換えてくれました。実際に効果を体験しました。
これは、Google社が Gemini を Google Workspace(有料)の様々なアプリケーション(Gmail, ドキュメント, スプレッドシートなど)に統合し、無料ユーザーにも一部の機能を提供し始めているためです。
無料で使うためにはGoogle Workspace Labs に参加が必要です。招待制ですが以下のURLにアクセスすると直接申し込めます。https://workspace.google.com/labs-sign-up/
Microsoft 365 Copilot(有料版)とOffice製品の連携と同様のコンセプトであり、このような対応はビジネスユーザーに対して大幅な業務効率化になると云われます。
試してみました → AI支援で表計算を使う 操作は簡単でとても便利です
Geminiの動画生成AIモデル Veo3がリリースされました(2025/5/20)
使えるのは有料プランのみで、無料版ではまだ使えません。
Veo2からの機能強化により主に以下のようなことができるようになります。
短尺CMやSNS広告の制作(現在は動画生成時間は8秒、今後30秒〜数分に対応する予定 )
教育コンテンツやマニュアル動画の自動生成
企画段階のイメージ映像づくり
クリエイティブなストーリーテリングやコンセプト設計
Veo 3は、動画制作のプロセスを大幅に効率化し、より高品質で多様な動画コンテンツの生成を可能にする強力なツールと言えます。
Canvasとは、Gemini 上でテキストやコードの作成、編集、プレビュー、共有をリアルタイムで共同作業できるインタラクティブなワークスペースのことです。AI と対話しながらアイデアを形にしていくことができます。
例えば、Canvasでホームページを作成することが可能です。HTML、CSS、JavaScriptを使って、AIと対話しながら見た目も美しいホームページを構築できます。
試してみました → AIアシスタンスを作る Webページに組み込むとかっこいい
Canvasで家計簿アプリを作る 簡単に作れる、実用性あり
CanvasでWebページを作る 簡単だが画像の組み込みに手間が掛かる
GeminiのDeep Research(ディープリサーチ )は、AIの高度なリサーチ支援機能であり、ユーザーが複雑な調査タスクを効率的に行うことを可能にします。
試しに、プロンプトに「日本の生成AIの現状と課題について」と入力して[Deep Research]をオンにしてRunしてみました。なかなか終わりません。10分以上の時間が掛かります。レポートの内容はしっかりしています。HTMLで生成されたグラフィックレポートも作成されます。レポートの概要を把握したり、社内説明に使えそうです。
試してみました → 調査・分析レポート(Deep Research) 使う価値あり
昨年の夏、Google は AI を活用したリサーチや執筆する際のアシスタントである NotebookLM を発表しました。そして本日より、 Google Labs で Gemini 1.5 Pro を搭載した更新版の NotebookLM を日本語を含む言語で 200 以上の国と地域に順次提供します。
私たちが NotebookLM で目指してきたのは、複雑な資料を理解して精査し、情報から新しい類似性を見つけ、下書きなどをすばやく作成するのに役立つツールの開発です。研究論文や取材記録、仕事でのドキュメントなどの参照文献(ソース)をアップロードすると、NotebookLM がそれらの重要な資料を理解し、必要なサポートを提供します。また、本日からお使いいただける NotebookLM では、英語で提供していたものから更新し、いくつかの新機能も導入します。
試してみました → NotebookLMの活用 大いに使う価値あり