さつまいもにはたくさんの種類があり、種類によって甘さや食感が異なります。
宮崎県では特に「宮崎紅」という品種が有名で、ねっとりと甘い食感が特徴です。
宮崎県のさつまいも生産量は全国4位で、タイやシンガポールなど、海外への輸出も行われています。
さつまいもは、ビタミン等の栄養素を豊富に含んでおり、さらに、エネルギーとなる糖質の補給に適しています。
また、食物繊維や、さつまいもならではの「ヤラピン」という樹脂成分を含んでおり、腸内環境を改善し便秘を防ぐ効果のある食品です。
◎腸内環境を整える効果
◎コレステロール値を下げる効果
◎糖尿病を予防する効果
◎高血圧を予防する効果
◎肥満を予防する効果◎老化や病気から体を守る効果
◎美白・美肌効果
◎免疫力を高める効果
◎ストレスをやわらげる効果
◎白内障の予防・改善効果
◎貧血を予防する効果↑()内は可食部100gあたりの数値です。数値は食品データベースとMADE PALETTE(さつまいもにふくまれる栄養とは?…)
より参照しました。サツマイモ100gはおよそ中くらいのサイズのサツマイモ3分の1個分程度の量です。
ヤラピン以外の栄養素の効果はわかさの秘密 (wakasa.jp) を参照しました。
その他参照:農林水産省(さつまいもの栄養の特徴)
【さつまいもの保存方法】
さつまいもは寒さに弱い食材です。10℃から15℃くらいの環境が適しています。5℃以下だと、低温障害を引き起こし、細胞が死んで黒く変色し、その部分が苦味が強くなってしまうことがあるのです。しかし、20℃を超えると発芽する場合があるため、夏場は野菜室などに入れることをおすすめします。
洗わずそのまま保存すると長持ちします。また、乾燥に弱いため、新聞紙に包んだり麻袋や紙袋に入れて保存しましょう。また、直射日光を避けて保存しましょう。冷凍しても品質はあまり変化しないため、たくさんある場合は冷凍すれば最大一か月程度持ちます。
【さつまいもの切り方】
まずは、表面の汚れをきれいに水で落としましょう。さつまいもの表面に黒い汚れがついていることがあります。この汚れは「ヤラピン」という成分が土と一緒に固まったものであることも多いです。
また、切ると断面から白い蜜のようなものが滲み出てくることがあります。これもヤラピンです。これが付いたまま長時間放置すると、変色の原因となります。カットしたら、すぐ水につけましょう。
さつまいもは皮や、皮に近い部分にも栄養が含まれているので、皮も含めまるごと美味しく食べれる切り方がおススメです。
宮崎は、甘くてしっとりとした舌触りのサツマイモの品種が多くあります。なかでも、宮崎紅やヤマダイかんしょは別格です。
宮崎県物産貿易振興センターによると、『オリジナルブランド「宮崎紅(みやざきべに)」という品種は、県内生産量全体の大半を占めています。「宮崎紅」は、鮮やかな紅色の皮とクリーム色の肉質をもち、加熱すると甘栗のような優しい美味しさがあり、おやつ感覚で食べられると国内外で高い評価を得ています。』
ヤマダイかんしょは、「ホクホクとした食感と上品な甘さが特徴で、ひげ根を丁寧に取り除いた赤紫の美しい外観は「赤いダイヤ」とも呼ばれ」ているそうです。
2018年、宮崎県二例目となるGIマークにも登録されました。このマークは、「地理的表示保護制度」といい、地域独伊の生産方法や品質を保っている農産物の名称を国が知的財産として保護する制度です。このマークによって、偽ブランドから守られたり、食品価値の向上が見込まれます。
①さつまいも、人参、ゴボウ、玉ねぎ、ニラなどを5センチ程度の長さで細く切る。※サツマイモは灰汁を抜く。
※水気をよく切っておく。
②小麦粉を解く。
③切った野菜と小麦粉を混ぜ合わせる。
※粘りが出ないよう、切るようにサクッと混ぜ合わせる。
④食べやすい大きさでお玉などを使ってまとめ、きつね色になるまで揚げる。