プロローグ

序章

 超球の城郭には、

フィロソフィーの園庭が存在する。

制限を解除した状態では、

いかなる攻撃も受け付けない。


 獣化の面を被る愚者は、

龍を成す。


 仮想世界で管理者は交戦する、

公理異常と。


 管理者は弓を召喚し、

狙い撃つ。

公理異常の与えるダメージがアップした、


 管理者は属性構築武器を創造する。

奴は対象の魔法を複製できる。


 複合構築武器は多様な属性を成す、

公理異常の攻撃に対してカウンターを発動する。


 サファイアは超球弾を放ち、

"奴"にダメージを与える。

サファイアは召喚装甲、旋律装甲、構築装甲、継承装甲を創造し、

氷の構築装甲でサファイアにダメージを与え、

王の構築武器を創造する。


 奴は炎光花、幽六花、歪冪花、影域花を咲かせ、

サファイアは空中で複数の構築武器で奴に攻撃を試みる。

第Ⅰ話

 記憶因子の世界をたどり、

幾度も繰り返す、季節と朝と夜。


 指を鳴らせば忽ち、氷に満たされる。

花を咲かせる、律動が刻まれ、

混沌と秩序の境界を彷徨い、

7色に染まる属性の書を開いて、


 分離した二つの意識は、

圕を作り出した。


 偶奇のレルムを歩む、

サファイアという魔術師。


 城廓歴 999年 タイムマシンが完成する時代。

時の節目には"結び目"が存在する。

結び目は時を超える際の基準となるポイントで、

時を移動するには、

時の権能を持つ"タイムトラベラー"か、

それ以外の場合は"タイムマシン"を使用する必要がある。


 構築物同士の接続には遅延が存在する。

サファイアはタイムマシンを使用し、

自身の旋律の花と、タイムマシンの構築物と、

それに繋がる構築物と接続する。


 裏側には、

亜空間が存在していた。

第Ⅱ話

 王の固有の鍵は、

同じ星海に一つしか存在しない。


 星海にもまた平行世界が存在し、

星海の平行世界は非レヴァリエ世界である。


 レヴァリエ世界の水鞠の町で、

呪術師は継承武器を使用する。

構築武器を創造し、

構築武器は氷属性を纏う。


 ジャンプスタイルを演奏する奏者は、

小刻みに跳躍する織手にバフを付与する。


 付与術師は12個の、

構築武器を創造した。


 ある因子にとって、

逆元を成す因子を逆因子と呼ぶ。


 逆元の場(レルム)は、

逆因子からなる世界だ。

第Ⅲ話

 "妖力"は"代償"を持った"魔力"。

"魔力"は"城門"を持った"呪力"。

"呪力"は"文字"を持った"念力"。

"念力"は"意思"を持った"霊力"。

"霊力"は"感情"を持った"力"。


 つまり魔術師が普段使用する力は、

霊力や念力からできているという事だ。


 魔力が呪力に城門を与える事によって作られるならば、

呪力を理解すれば、

さらに魔力が理解されることになる。


 そこで魔術師たちは幽字に呪力を与えた、

そして呪術が発達する事になる。


 近年の魔術は、

呪術を元に魔術を作り出す事が多い、


 純粋に呪術のみを使用する者も現れ、

呪力が環境に影響を与える事もあった。


 霊力は旋律の霧を持った力(エネルギー)だ、

いずれも力である以上、対生成と対消滅を引き起こす。


 また複数の力から怪力は成る。

旋律汚染を引き起こした旋律の霧から鬼は生まれ、

魔物は魔力から、妖怪は妖力から生まれる、

だとしたら呪力は?


 魔術は幽字の列を詠唱する事によって発動する。

呪術を発動する文を呪文と呼ぶ。