無限次元の律動

前編

 超限の次元にある、

心の圏は、旋律の雲海であり、

それはまさに"ポインタ"であった。


 この旋律の雲海は、

全ての星海域の旋律の雲海であり、

真の固有の鍵に存在する。

 しかし近年、超限の固有の鍵の存在が予言されている。

零元の争いの中で魔術師は、

吸収の鎧とスマートマスクを着用する。


 組合せは共鳴を齎す。

旋律の宝石には旋律の幽字が刻まれており、

旋律の幽字の組合せが共鳴を齎す。


 組合せを数え上げ、

属性、幽字、使用武器によって、

魔術師の戦闘スタイルが確定される。


 数え上げと組合せによって、

戦闘の解は定まり、数多の戦闘の中、勝敗が分かれる。

属性エネルギーを纏う武器を使用し、

属性エネルギーから構築武器を形成する。


 複数の構築武器を使用し、

一段目の攻撃で複雑に効果が絡み合う。

後編

 無限次元のレルムで、

超限の海を見やるリンは、

分光される虹属性のバリアの多層防御効果を付与する吸収の鎧を身に纏う。


 分闇される強力な魔導球弾は、

失効される。


 リンは固有の鍵を創造し、

自身の旋律の幽字で、クロス形成を行い、

織り3段目で、複数の反物からパッチワーク充填を執行し、

三角つなぎを成す。


 織りの操作と、

折りの操作は公理を成し、

リンは超限次元にたどり着く。


 超限と無限の世界にて、

多くの術式は不定を成し、

公理異常が生じる。


 不可能図形を描くリンは、

非文と非数の式を記述し、

公理異常からあらたな秩序を作り出した。


 幽字の共鳴が齎す効果の中に、

Ⅱ番目の旅を続ける者の姿が視界に映る。