第1回 キャンパスライフを支えるアプリの開発

全く想像すらしなかったコロナ禍での暮らしが2年になろうとしています。学生の皆さんと教職員の忍耐力と奮闘によって、この状況でも大学は確実に歩み続けています。そして、1日も早く、学生生活を存分に楽しむことのできる日が来ますようにと祈りつつ、学生たちの学びの旅(Learning Journey)の羅針盤となるような「東洋大学CLMS(キャンパス・ライフ・マネジメント・システム)アプリ」の開発を進めています。必要な情報が適切に入ってくる窓が用意され、学生はそこからいろいろな世界につながることができ、さらに自らの学びの旅の記録を残すことができるように、との思いを込めて作成中です。

本学創立者井上円了先生は「哲窓茶話」の中で次のように書かれています。

「何人も旅行をなし、あるいは野外運動をなさんとするときは、必ず手帳を携え、見るがまにまに聞くがまにまに、これを筆記しておいて記憶に供えなければならぬ。その記録が積もって厚くなったときには、ついに一の大先生をも作り出したのと同じことである。」

旅の記録は自分にとって最大のテキストになるとの言葉、アプリを手帳代わりに、豊かな学びの記録を残してほしいと願い、4月からの実装に向けてただいまラストスパートをかけています。

\この記事を書いた人/

学長 矢口悦子

公開日:2022年2月1日