第30回 海外へ行ってみましょう
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第30回 海外へ行ってみましょう
今回は、私ごとで恐縮ですが、プロフィールにある「ひとこと」と写真に関連づけてお話したいと思います。バックパックを背負った写真は、大学2年の夏に友人と初めてヨーロッパ(フランス、英国、アイルランド)を3週間ほど旅行した時のものです。
30年ほど前の当時は、携帯電話・インターネットとも一般的ではなく、航空券の予約は旅行代理店経由、ホテルの予約も直接国際電話かFAXで予約するという時代でした。航空券、ホテルともウェブサイト経由で予約できる現在とは、隔世の感があります。
スマートフォンのない時代のため、写真のガイドブックと冊子の時刻表を頼りに街々を訪ねて歩き回りましたが、地図上にあるはずの建物が反対方向にあったり、突然運休になった電車の運行状況がリアルタイムで分からないなど、いろいろな苦労もありましたが、その分だけ思い出深い旅行となりました。今にして思うと、この旅が後に留学、仕事、在外研究で合計6年近くを過ごすことになる、ヨーロッパへの文字どおり「第一歩」となりました。
ここ数年、世界情勢の悪化、歴史的な円安などがあり、海外へは行きづらい状況となってしまっていますが、海外渡航の制約となっていた新型コロナウィルス感染症も沈静化しました。また、皆さんの留学・研修については、大学からの奨学金など各種支援策も用意されています。留学・研修でも、卒業旅行でも、是非とも時間に余裕がある学生時代に海外へ行ってみることをお薦めします。数日、1週間程度の滞在でも、訪れた国に対する印象は変わることと思います。海外で見聞きした経験は、皆さんの勉強、将来の仕事などにつながる気づきを与えてくれることでしょう。
\この記事を書いた人/
公開日:2024年7月1日