第14回 東洋大学海外拠点

本学は世界5ヵ国8地域に海外拠点(アメリカ:ロサンゼルス、タイ:バンコク 、ベトナム:ハノイ、ホーチミン、ダナン、 インド:デリー、中国:北京、上海)を置いて国際化を推進しています。

この海外拠点のミッションとしては、留学生獲得のための活動として高等学校の訪問、日本大使館や日本学生支援機構等が主催する日本留学フェアへの参加、奨学金、学生寮などの情報提供を行なっています。

また、協定校の開拓、ブリッジプログラム※の相談、海外研修、インターンシップ先の開拓などを行なうとともに、学生および教職員の教育や研究等の情報共有の場として利用しています。

 

※ブリッジプログラム:留学先の専門科目の履修に必要な語学力を養成する語学プログラムを経て、専門科目の履修ができる制度

 

タイのバンコクオフィスにはタイ人スタッフ3人が常駐しています。ASEAN経済共同体の成立以降、東南アジア諸国間の物流や人的交流が一層盛んになっています。このように諸活動が活発になったタイにおいて、本学は協定校であるチュラロンコーン大学のキャンパス内にバンコクオフィスを置いて東南アジアにおける国際教育・交流を進めており、海外拠点の中核をなしています。3名それぞれがアカデミックアドバイザー、プログラムコーディネーター、総務を担当し、上記の業務に加えて交換留学生のサポート、研修のコーディネートと実施、同窓会の開催などに貢献しています。また、タイには50以上の日本の大学や高等教育関係機関が現地連絡事務所等を設置しており、相互の情報交換、活動の連携等を図るために在タイ大学連絡会(JUNThai:Japanese Universities’ Network in Thailand)が2015年1月に発足し、本学は幹事校の役割を担いました。


また、コロナ禍で停滞していた海外研修が動き出し、夏季休暇や春季休暇を利用した海外研修が計画されています。2023年2月から3月にかけては、3件の研修が動いており、国際学部、国際観光学部は単独で、理工学部の研修にはライフデザイン学部、国際学部が合流したワークショップが実施されます。加えて東京都内の国際系高等学校のタイ研修のコーディネートを依頼されています。

このように海外拠点は本学の国際化の一翼を担い不断の活動を続けています。とりわけバンコクオフィスは担当者が常駐し開かれた海外拠点として活動しています。バンコクに行かれた時には気軽に訪問していただきたいと思います。



\この記事を書いた人/

副学長 髙橋一男

公開日:2023年3月1日