著者 神永 曉
4.6 5つ星のうち 3 カスタマーレビュー
Download悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)Ebook ePub神永 曉 - 内容紹介 舌鼓は「したつづみ」か「したづつみ」か? 編集者泣かせの日本語表現。辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。 内容(「BOOK」データベースより) 辞書編集37年の立場から、ことばが生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お母さん」は、江戸後期に上方で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しいことば…。思いがけない形で時代と共に変化することばを、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せどころ。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。 商品の説明をすべて表示する
以下は、悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 著者は編集を生業とする方のようだが、日本語学や関連領域における学術的研究業績は皆無だろう。本書は、要するに実務家による雑文集に過ぎない。文章は稚拙で、祖述も専門家に求められる緻密さを欠いている。まずは著者ご自身が、日本語文章力の向上を目指して研鑽を積んでいただきたい。日本語の正用・誤用の問題に興味のある読者には、優れた言語学者でもある国広哲弥氏の著作と文化庁の出版物を推奨したい。 「人一倍」の「一倍」は何倍か、など考えてもみなかった。なるほど、元のものを一倍しただけでは数学的に変わらない。「人二倍」ではないかと思う人がいるようだ。辞典には「一倍」は、二倍の古い言い方で、ある数量にそれと同じだけのものを加えることとある。倍そのものに二倍の意味がある。次回取り上げて欲しいのは、「一式」からの連想で「二式」などという人がいること。(もしかしたら続編で取り上げているかも)本書が面白いのは、誤った言い方が何から連想されたかを推測していること。例えば、私もよく間違える「憮然として」は「がっかりする様」のことだが、「不機嫌な様子」の意味で使ってしまう。これは「ぶすっと」の「ぶ」の響きに影響されているのではという。「2年ぶり」などの「ぶり」は「そのことが起こることへの期待感が言外に含まれている」から「よくないことには使わない」。また「ぶり」は「元の状態が再現されるという意味である」から、「着工以来10年ぶりに完成した」のような用い方は誤用。今日(R1.5.4)の朝日新聞ベタ記事に「阿蘇山2週間ぶり噴火」という小見出しがあった。これのどこがおかしいかわかる。それにしてもこれだけ誤用があると、言葉は生き物だから変わるに任せるなどと言っていられない。 Tags:悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)PDFダウンロード悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)PDF悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)のePub悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)ダウンロード悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)オーディオブック悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)ダウンロードブック悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)発売日悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)試し読み悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)ネタバレ悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)amazon悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)download悩ましい国語辞典 (角川ソフィア文庫)kindle